「富士山がいちばんよく見える」鉄道はどこだ!? “近いのに”あまり見えない路線も 中央線からでも見える?

日本一高い山「富士山」。その周囲には、山を取り巻くように様々な鉄道路線が走っています。今回は、どの路線から富士山がよく見えるのか、実際に乗車して確かめてみました。

東海道新幹線から富士山が見られないなんて!

 JR東海道本線で富士山がよく見える区間は、原~富士間です。

「青春18きっぷ」などで東京から名古屋方面を目指すなら、進行方向右側に見えます。寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」で東京方面に向かう場合は、夏であれは進行方向左側で、朝5時頃から富士山を望むことができます。

 特に吉原駅ではホームから雄大な富士山が見えることで知られています。

 吉原駅から分岐する岳南電車岳南鉄道線は、「全駅から富士山が見られる」のがウリの鉄道で、各駅のホームには「ここから富士山が見られる」というビュースポット表示があります。車窓からも富士山はかなり近くに感じられ、印象的です。また、岳南電車は工場地帯を縫って走る区間もあるため、バラエティに富んだ車窓が楽しめます。

 JR東海道新幹線では、三島~新富士間が富士山観賞の区間です。新大阪行きなら進行方向右側で、東京行きなら進行方向左側で見られます。かつて新幹線の食堂車は側廊下式で、食堂部分が通路と分離されていましたが「富士山を眺めながら食事をしたい」と声が上がり、通路側の壁に窓が追加されたくらい、富士山は東海道新幹線からぜひとも眺めたい風景といえるでしょう。

 国府津~沼津間のJR御殿場線も、富士山を望むのに適した路線です。沼津発の上り列車だと進行方向左側に富士山がよく見えます。富士岡~御殿場間で特に迫力のある富士山が満喫できます。ただ、小田急新宿発着の特急「ふじさん」が走る御殿場以東では富士山があまり見られません。列車名からすると残念なところです。

 変わったところでは、新宿発の小田急特急ロマンスカーの展望席もオススメです。進行方向の真正面に富士山が見え、展望席のならではの臨場感が味わえます。

【富士見の旅】これが各路線から見える富士山です(写真)

Writer:

ゲーム雑誌でゲームデザインをした経験を活かして、鉄道会社のキャラクター企画に携わるうちに、乗りものや歴史、ミリタリーの記事も書くようになった乗りものライター。著書『日本全国2万3997.8キロイラストルポ乗り歩き』など、イラスト多めで、一般人にもわかりやすい乗りもの本が持ち味。

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