「一番売れているカローラ」どう進化? 日本初“未来のウインカー”搭載 充実装備で400万切り! 乗ってわかった“意外な欠点”

国際的なベーシックモデルとして長年トヨタを支えてきた「カローラ」のなかで、今や最も売れているといっていいモデルがSUVの「カローラクロス」です。一部改良を受けた最新バージョンはどのような進化を遂げたのでしょうか。

前席周りに“意外な欠点”?

 まず乗り込んで意外だと思ったのは、フロントシート周りの収納の少なさです。これはカローラクロスに限った話ではなく、基本的に同一デザインのインパネを採用しているカローラシリーズ全車に言えることなのですが、同クラスの国産SUV並みに小物入れや収納が充実すれば、より便利になるのではと感じました。

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試乗モデルは1.8Lエンジンとモーターを搭載する「Z」グレード(西川昇吾撮影)

 一方、インテリア関連の快適装備はとても充実しています。特にシートにはヒーターだけでなく、このクラスでは珍しいベンチレーション機能も備わっています。また、冬の時期にはありがたいステアリングヒーターも装備されています。

 そのほか、各種の操作系には物理スイッチが多用されており、直感的に操作しやすいのが好印象でした。今回の試乗車の価格は、各種のオプション装備を含めても382万2700円(税込み)。これほど装備が充実していて、本体価格が400万円を切るのはバーゲンプライスと言えます。

乗り心地の良さが「運転の楽しさ」も生んでいる!

 カローラクロスは全幅1825mmとやや大柄なサイズですが、いざ走行を始めるとボディの大きさはそれほど感じず、運転しやすい印象でした。ボンネットの見え方や、ミラーに映るボディ形状から車両感覚は掴みやすく、狭い道でも不安になることはありません。これなら多くの人が運転しやすいと感じられるでしょう。

 また、ハイブリッド車なので静粛性の高さには期待していましたが、それ以上に驚いたのは乗り心地の良さです。サスペンションがしっかり動いていることで、常にタイヤが地面を掴んでいる感触があります。

 サスペンションの仕上げの良さは、快適性だけでなく“運転の楽しさ”も生み出しています。特に、旋回時に不足しがちな内輪の接地感が高いのは好印象。ドライバーに伝わる情報量が多く、意外にもクルマとの対話が楽しめる乗り味でした。

 なお、運転の楽しさも魅力といえる新カローラクロスですが、ラインナップには前述のとおり、「Z」グレードよりもスポーツ指向の「GR SPORT」が存在します。こちらは同車で唯一の排気量2L(他グレードは1.8L)エンジン+モーターのパワートレインを持ち、足回りやエアロパーツにも専用品を採用。価格は389万5000円(税込み)からとなっています。

【レースゲームみたい?】これが新カローラクロスの「日本初アイテム」です(写真で見る)

Writer:

1997年生まれ、日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。自動車専門誌やウェブ媒体、ファッション誌などで、新車情報からカスタムかー、旧車、カーライフお役立ちネタまでクルマに関して幅広く執筆。自身でのレース活動も行っている。

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