日本で「電動バイク」なぜ普及しない? 圧倒的な“強者”+完成された“補給インフラ” 駐輪場にも問題あり
EV化が進むなか、日常の足としての電動バイク普及は緩やかです。世界最強の実用車「スーパーカブ」との比較で見えた、航続距離やインフラの壁とは。いったい、どういうことなのでしょうか。
解決策は“エネルギーの自販機”なのか 普及を左右するインフラの差
こうした充電時間の問題を解決する手段として期待されているのが、街中のステーションで約30秒でバッテリーを交換できる「ガチャコ」というサービスです。
これは、あらかじめ充電された予備のバッテリーをシェアリングする仕組みです。しかし、そのインフラの現状を見ると、まだ課題が多いことがわかります。
ガチャコのステーション数は、東京や大阪といった大都市を中心に展開しているものの、2025年12月時点で約50拠点にとどまっています。対するガソリンスタンドは、2024年度末の公表統計で全国に2万7009か所も存在します。
圧倒的な数の差があるガソリンスタンドに対し、バッテリー交換ステーションはまだ主要都市の点のような存在にすぎないのが現実です。
カブの強さは、車両そのものの性能以上に、“どこでも数分で燃料を補給できる”という長い年月をかけて築き上げられた社会システムに支えられているといえます。
電動バイクが決して弱いわけではありませんが、カブとガソリンスタンドの組み合わせが「完成されすぎている」といえるでしょう。
今後、電動バイクが普及する鍵は、電池性能の向上だけでなく、街中に交換ステーションが溢れるようなインフラの充実にあります。
私たちの生活に欠かせない「街中のシステム」が今後どのように発展・運用されていくのか、そこに注目すべきです。





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