鉄道廃止で「バス専用道」化、あまり意味なし? 本数を“列車の1.5倍”にするコスパいい方法に結論 豪雨被害で全線運休の路線
被災したJR美祢線のBRT(バス高速輸送システム)化について、具体的な整備内容が検討されています。線路敷をバス専用道にする案も出ていますが、費用対効果は低い模様です。
カギは「快速便」と「PTPS」
では、どのような方法で速達性や利便性を高めるのでしょうか。協議会では、専用道に代わる効果的な方策が示されています。
ひとつは、2024年度に行われた実証実験でも運行された「快速便」の設定です。厚狭駅~長門市駅間において、厚保駅などを経由する通常ルート(46.7km、所要時間約81分)に加え、国道316号などを経由する快速ルート(42.5km、所要時間約65分)を運行。快速便は、被災前の鉄道と比較しても所要時間の増加が3分程度となり、鉄道に近い速達性を実現可能としています。
もうひとつが、PTPS(公共車両優先システム)の設置です。これは、バスが交差点に近づいた際に信号を優先的に青に変えるシステムで、交通量の多い5つの交差点に設置を検討。費用は約0.6億円で、赤信号での待ち時間を交差点によっては最大1.5分程度短縮できる効果が見込まれます。
利便性の向上策としては、運行本数をJR美祢線の1.5倍程度に増やす案が挙げられました。実証実験や住民アンケートでも増便を望む声が多く寄せられており、より多くの地域住民のニーズに対応できるとしています。
今後は、通常便と快速便の2ルート運行を基本とし、PTPSの設置や増便によって、巨額の投資をせずとも速達性と利便性を両立するBRTを目指す方針です。





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