中国の「ナゾの最新ステルス機」が国際舞台で注目の的に 「これはプリンセス」メーカーが放った“ナゾ発言”の真意

シンガポールで開催された航空・宇宙展示会で、中国の軍用機メーカーAVICが最新鋭ステルス戦闘機J-35Aの大型模型を展示しました。輸出目的とも噂される同機ですが、その展示理由をメーカーに直撃すると意外な答えが返ってきました。

展示会での対応が変化してきた中国企業

 中国の防衛企業がシンガポール・エアショーのような海外展示会に出展するのは今回が初めてではなく、2020年頃から欧州や中東の展示会にも積極的に参加していました。しかし、以前は日本のメディアと名乗ると、そこに居るスタッフは質問どころか雑談すら断られ、場合によってはブースの立ち入りや撮影すらも拒絶されたこともあります。

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J-35AはF-35に非常によく似ているが、こちらはエンジンが2つ搭載された双発機となっている(布留川 司撮影)。

 しかし、今回のシンガポール・エアショーでのAVICのブースでは「ここはパブリックな展示会なので撮影はご自由に」と言われ、その対応が大きく変化していました。その理由は筆者が想像するに、展示会参加の回数を重ねたことと、自社製品を見せることで中国の防衛技術と国威をアピールするようになったと思われます。

 兵器というものは、他国から見れば安全保障上の潜在的な脅威と受け取れます。しかし、保有している側から見れば、それは国防と安全保障のための抑止力にもなり、国産兵器であれば自国の技術的なアピールにも繋がります。客観的に見れば今回のAVICによるJ-35Aの展示は、単なる模型を会場に置いただけのように映ります。しかし、その背後には、中国が世界へ向けて軍事技術大国としての存在感を出そうという意図も読み取ることもできるでしょう。

【写真】えっデカ…「プリンセス」と称されたJ-35Aを様々な角度から見る

Writer:

雑誌編集者を経て現在はフリーのライター・カメラマンとして活躍。最近のおもな活動は国内外の軍事関係で、海外軍事系イベントや国内の自衛隊を精力的に取材。雑誌への記事寄稿やDVDでドキュメンタリー映像作品を発表している。 公式:https://twitter.com/wolfwork_info

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