「日本の土木技術の勝利」も目前!? ついに約7割が開通「三遠南信道」 飯田-浜松“夢の2時間”に立ちはだかる「最難最凶」の未開通区間とは?
中央道と新東名を結ぶ「三遠南信道」のうち、新東名側の約28kmが1本につながりました。これで全線100kmのうち約7割が完成。しかし、未開通区間のなかには、これからかなりの難工事が予想されるところもあります。
全線開通は何年先だろうか…?
現在、佐久間川合ICを下りて水窪方面を目指すルートとしては、国道473号で天竜川を下った後に水窪川沿いに進む国道152号が通じていますが、その道は狭く曲がりくねり、すれ違いも困難な区間が続く“酷道”です。水窪佐久間道路はここをバイパスします。
並行して走るJR飯田線は、佐久間から水窪川沿いの相月までをトンネルで真っすぐ貫いています。この区間は佐久間ダムの建設に伴い、1955(昭和30年)に天竜川沿いから付け替えられた区間ですが、国道152号は川沿いに大きく迂回するため、70年を経てもなお、飯田線のほうが圧倒的に早い状況です。
これに対し、水窪佐久間道路は飯田線よりも西の天竜川寄り、中央構造線が作り出した「断層谷」と呼ばれる地帯の近くをトンネルで通過する計画です。
事業主体の浜松河川国道事務所は水窪佐久間道路の進捗について、「地質が脆弱な中央構造線から離隔をとった位置にルートを設定しております。しかしながら、中央構造線から比較的近いため、慎重に調査・設計を進めているところです」と話します。工事はまだ始まっていません。
同じく中央構造線の近くを貫く青崩峠道路は、事業化から実に43年を経てもなお完成していません。水窪佐久間道路も相当な事業期間が想定されます。この区間が開通して、三遠南信道が目指す「飯田ー浜松2時間」が達成されるのは、いつになるでしょうか。





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