日本じゃ激レア! エアバス「最小の翼」実は客室がスゴい? 「大型機涙目」の快適性、今後進化も!?
ヨーロッパの航空機メーカー、エアバスの「A220」。小型機ながら「ワイドボディ機の感覚」をウリとしますが、その強みである頭上の手荷物収容棚がさらに大きくなります。新型は2026年に登場予定です。
収容棚の容量はさらに15%「盛ります」
同時に機内見学会で広いと思えたのが頭上の手荷物収容棚です。ピボット(回転)式で全体が下がる手荷物収容棚は、胴体直径がA220よりエコノミー横1席分大きいA320のヘッドビンと同じくらいの大きさではと感じるほどです。近年は近距離便でも機内に持ち込む荷物はキャリーケースなど大きくなっているため、手荷物収容棚は大きい方が乗客は安心できます。
そして、エアバスはA220の手荷物収容棚の容量を一層増やすとのこと。既存のものについて「乗客1人につき1個のバッグを収納可能」とエアバスはしていますが、新しい「エアスペースXL」と名付けられた棚は収納容量が15%以上増えるうえ、開けると全体が下がってくるピボット式でない固定式収納棚となります。
このため、客室乗務員は手荷物を整理する際に下がった重い棚を再度持ち上げる必要はなくなります。エアバスと新しい手荷物収容棚を使うことになるエア・カナダが公表したイメージ図では、棚の1区画に縦に4個並んだキャリーケースを思わせるバッグが収納されています。
容量が増えて、かつ重い棚全体を開閉する必要がなくなれば収納作業ははかどり、搭乗や降機にかかる時間も短縮が期待できるということです。この新しい収容棚を備えたエア・カナダへの最初の機体は2026年に納入されることになっています。
A220は日本国内で就航していませんが、海外では2026年1月までに905機が売れています。背景にはリージョナル航空会社でも使われるうえ、機内の快適性もあると考えられます。新しい手荷物収容棚の評判が良ければ、さらに世界での販売機数は伸びるでしょう。
Writer: 相良静造(航空ジャーナリスト)
さがら せいぞう。航空月刊誌を中心に、軍民を問わず航空関係の執筆を続ける。著書に、航空自衛隊の戦闘機選定の歴史を追った「F-Xの真実」(秀和システム)がある。





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