A-10「対地攻撃のエキスパート」イラン近くで待機中 「いつでも任務遂行可能」と米中央軍 これが最後の任務か

アメリカ中央軍は2026年3月15日、公式Xでイラン攻撃に備え、A-10「サンダーボルトII」が空中待機していると発表しました。

Aー10が上空で待機していると中央軍が投稿

 アメリカ中央軍は2026年3月15日、公式Xでイラン攻撃に備え、A-10「サンダーボルトII」が空中待機していると発表しました。

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A-10「サンダーボルトII」(画像:アメリカ空軍)

 中央軍は「エピック・フューリー作戦」を開始し、イラン各地の軍事施設や艦艇、ミサイル発射施設などに対して攻撃を加えています。公式Xでは「A-10はエピック・フューリー作戦を支援する中で、飛行中に空中給油を受けている。同機は長時間滞空することができ、必要に応じていつでも任務を遂行できるよう待機している」とコメントし、空中給油を行うA-10の写真を投稿しました。

 A-10の最大滞空時間は約4〜5時間といわれており、空中給油などを行うと、その作戦可能時間がさらに8時間まで伸ばすことができるといわれています。これは大型爆撃機のBー52に匹敵する作戦時間の長さです。

 なお、空爆にA-10が投入されたとの発表は現時点ではありません。イランでは作戦開始から数日間で防衛施設などが大規模に攻撃を受けましたが、現在も対空ミサイルなどの防空システムが残っている可能性が高いとみられます。

 仮に近接航空支援を主目的とする同機が前線で活動した場合、撃墜される危険性が高いです。そのため今回の投稿は、中央軍が「いつでも攻撃準備ができている」と示す意図が強いとみられます。

 アメリカ空軍で陸上部隊と連携した対地攻撃の要として50年以上にわたり運用されてきたA-10は、不要論が浮上するたびに退役案が検討されながらも、これまで却下されてきました。しかし近年は段階的に機数が削減され、現在の運用数は約160機とされています。さらに、これらの機体も2026年いっぱいで全機退役とする方針が示されており、今回の上空待機が同機にとって最後の任務となる可能性もあります。

【いつでも攻撃可能…】これが、上空待機中の「老兵」A-10です(画像)

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