あり得ない“クネクネぶり!?” 日本一レベルで「海から遠い峠」なかなかヤバい道だった! 極端な「片峠」とは?
群馬と長野の県境には、片側だけが極端に急峻な「片峠」が連続します。その中でも、今の基準では“あり得ない”構造を持つ県道を走ってみました。
逆から上るのはかなり厳しい!?
そこから先は、対向車とはすれ違えない道幅こそそのままですが、極端なつづら折れはなくなります。「広川原」の集落を越えると、県道は馬坂川沿いの緩やかな道となり、“難所”が終わったことが実感できます。
そして紅葉の名所「狭岩峡(せばいわきょう)」を過ぎたところが長野県と群馬県の県境で、ここから人家が徐々に増えてきます。佐久市臼田から県境までは、おおむね40分の道のりです。
田口峠を通る県道93号はこのように険しい道ですが、全線が舗装され、乗用車でも気軽に“林道気分”を味わうことができます。また交通量もきわめて少ないため、こうした道で気になる「すれ違い」への気配りも最小限で済みます。
ただ峠の群馬県側は崩れかけた山肌、倒木があちこちに見られることから、雨天時の訪問は避けたほうがいいでしょう。さらに夜間は、路上への落石が見づらく、衝突のリスクもありそうです。冬季も基本的には通行可能ですが、道路の幅員が狭く、スリップしたときに逃げ道がないため、降雪時、降雪後の通行はおすすめできません。
また群馬県側からのアプローチは、急坂に加え、峠の手前では連続するヘアピンカーブを上っていくため、パワーに余裕があるクルマでないと、かなりのストレスになりそうです。燃費も考えると、長野県側から抜けるほうが快適かつ有利でしょう。
「日本で海岸線から一番遠い地点」なる場所がある
実は長野県側で雨川ダムの南東には「日本で海岸線から一番遠い地点」があり、県道93号から脇道に入ると、途中までは林道を伝うトレッキングルートが設定されています。
この地点は「日本海・太平洋から直線で114kmあまり(現地看板、佐久市役所の案内では約115km)」とされ、来訪した写真を「佐久市観光協会臼田支部」に送ると、名前入りの「認定証」をもらうことができます。
田口峠を訪ねるなら、紅葉シーズンの平日、佐久市内で前泊。翌日は朝早い時間に海岸線から一番遠い地点までのトレッキングを楽しみ、その後、林道ツーリングと紅葉見物を楽しみながら群馬県側に下りて昼食をとったのち、近隣の日帰り温泉で汗を流すというのが、ベストプランではないでしょうか。
※一部修正しました(4/6)
Writer: 植村祐介(ライター&プランナー)
1966年、福岡県生まれ。自動車専門誌編集部勤務を経て独立。クルマ、PC、マリン&ウインタースポーツ、国内外の旅行など多彩な趣味を通し積み重ねた経験と人脈、知的探究心がセールスポイント。カーライフ系、ニュース&エンタメ系、インタビュー記事執筆のほか、主にIT&通信分野でのB2Bウェブサイトの企画立案、制作、原稿執筆なども手がける。





「国道17号/碓氷峠」「国道17号碓氷バイパス/入山峠」
国道18号です。訂正をお願いします。
17号は三国峠(新潟県境) 。
ご指摘ありがとうございます。
記事を修正いたしました。
十国峠
では無く
十石峠ですよ。