実は早い? 京浜東北線「快速」の実力と現在地 カギは“ライバル”に負けない強みと棲み分け
大宮~横浜間で並行するJR上野東京ラインと京浜東北線。京浜東北線には日中「快速」が運行されていますが、より停車駅の少ない上野東京ラインと比べて、どちらが速くて便利なのでしょうか。
停車駅が増えた京浜東北線快速
京浜東北線で現在の快速の運転が始まったのは、1988(昭和63)年3月のダイヤ改正からです。それまで田端~東京~田町間は、京浜東北線も山手線も各駅停車で走っていましたが、日中だけ京浜東北線は快速、山手線は各駅停車としました。
これにより、利用者は所要時間の短縮で利便性が向上し、JR東日本としては京浜東北線の車両の運用効率が上がるという、双方にメリットがあるものとなりました。
当時は上野東京ラインがなく、宇都宮線(東北線)と高崎線は上野で、東海道線は東京で折り返していました。京浜東北線が快速運転を行うことで、現在の上野東京ラインのような役割もありました。
当初は神田・浜松町と土休日の御徒町は通過しており、高輪ゲートウェイもありませんでした。浜松町は東京モノレールとの接続の利便を図るため、2002(平成14)年7月14日から快速が停車しています。
神田と土休日の御徒町の停車は、上野東京ラインの開業と同時に2015(平成27)年3月のダイヤ改正から始まりました。神田は中央線との接続を考慮したものです。御徒町は快速停車の要望が強かったもので、「アメ横」などに向かう買い物利用に配慮したものと考えて良いでしょう。かつて年末年始は京浜東北線の快速の運行をやめ、各駅停車として対処していました。しかし、土休日に御徒町に停車するようになってからは、年末年始も快速を運行しています。
高輪ゲートウェイは、2020年3月の駅開業当初から快速を停車させています。
1988(昭和63)年3月の快速の運行開始当初は、赤羽~品川間を概ね30分で走っていました。この頃と比べると現在は、停車駅数にあわせて所要時間も増えています。





休日の神田停車は不要。