スイスイ区間から“いきなり信号!?” 群馬のシン高速「上信道」の新区間「渋川西バイパス」走ってみた 温泉アクセスが激変!
群馬県渋川市で「上信道」の一部となる「渋川西バイパス」が全面開通しました。これにより草津温泉方面へのアクセスが向上しましたが、実際に走ってみるといくつかの課題も見えてきました。
大丈夫か?「現道活用」区間 見えづらい信号
まず中村交差点から渋川西IC交差点までの現道拡幅区間、現道活用区間の交通容量です。
中村交差点は現在、国道17号側に陸橋を作る立体交差化の工事が進められていますが、関越道から流出した交通は側道に誘導されると思われることから、「ICを出ての信号待ち」は残ったままとなります。そして渋川西バイパスからのクルマが増えれば、国道17号側道側の青信号を短くせざるを得ない状況となり、悩ましいところです。
また渋川西IC交差点までは、交通量の多い群馬県道25号との交差、さらにはそこから続く長い上り坂での流速低下で、一定以上の交通量となった場合、通過に時間がかかる可能性があります。
つぎに渋川西IC交差点での、中村交差点方面および上信道方面からの、双方の線形です。
中村交差点方面から上信道へは、渋川西IC交差点で左折専用レーンでの左折となりますが、交差点の手前で平沢川を渡る「滝橋」がゆるやかな凸部となっていることから、左折専用レーンの視認性が悪くなっています。実際に取材中も、交差点直前で左折レーンの存在に気付き、慌てて左に車線変更するクルマが何台も見られました。
一方、上信道から渋川西IC交差点は、切り通しをやや急な左カーブで曲がってくるため、直前まで信号の存在が見えません。それまでが快適な2車線道路であることから、手前で速度を落とすような工夫が必要ではないかと思われました。
なお渋川西IC交差点から自動車専用道路の上信道への進入部分には、補助標識に「原付・小特・軽車両」とある「車両通行止め」の規制標識が立てられていますが、その手前の国交省・渋川警察署連名の看板は「進入禁止 人・自転車・軽車両・原付(50cc以下)」となっています。50cc超の原付の“誤進入(?)”がありうるのかどうか、気になるところです。
さて、この渋川西バイパスの全通にともない、同バイパスを構成していた県道や市道は国道353号に指定替えされる一方、国道353号現道を構成していた白井上宿交差点から、箱島ICの対岸の村上交差点までは県道へと“格下げ”になっています。道路名を音声読み上げするカーナビの利用時には、注意が必要でしょう。
Writer: 植村祐介(ライター&プランナー)
1966年、福岡県生まれ。自動車専門誌編集部勤務を経て独立。クルマ、PC、マリン&ウインタースポーツ、国内外の旅行など多彩な趣味を通し積み重ねた経験と人脈、知的探究心がセールスポイント。カーライフ系、ニュース&エンタメ系、インタビュー記事執筆のほか、主にIT&通信分野でのB2Bウェブサイトの企画立案、制作、原稿執筆なども手がける。





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