「フラップや方向舵なし!」“空気の穴”だけで制御する“異質”な機体 初飛行に向け胴体公開

オーロラ・フライト・サイエンシズは2026年4月2日、X-65の胴体を公開しました。

2027年の初飛行に向けて

 オーロラ・フライト・サイエンシズは2026年4月2日、X-65の胴体を公開しました。

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X-65の飛行イメージ(画像:オーロラ・フライト・サイエンシズ)

 X-65は、DARPA(米国防高等研究計画局)が主導する開発プロジェクトの航空機です。最大の特徴は、翼面上にフラップや方向舵といった従来の操縦機構を担う可動部品がほぼ存在せず、代わりにノズルから空気を噴射して操舵を行う「アクティブ・フロー・コントロール(AFC)」という革新的な設計を採用している点です。

 14個のエフェクター(翼面の小孔)から加圧空気を噴射し、ピッチ、ロール、ヨーを制御します。これにより、機構の複雑さを軽減しつつ、揚力の向上による短距離離着陸性能の改善や、空気抵抗の低減による燃料消費の抑制といった効果が期待され、機体全体のパフォーマンス向上に寄与します。

 また外観も、胴体が丸みを帯びており、旅客機やビジネスジェットのような細長い形状とは大きく異なります。

 公式発表によると、2027年の初飛行に向けて、機体胴体に電気系統や推進システム、AFC(アクティブ・フロー・コントロール)を組み込み、システム統合を進めている段階とのことです。

 また、主翼についてもウェストバージニア州で製造が進められています。最初のテスト飛行は、無人のフルスケール機(7000ポンド〈約3.2トン〉)を用い、マッハ0.7まで加速して実施される予定です。

【画像】異形のフォルム…これが、X-65の胴体です

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