新幹線グリーン車より広いだと…!? 高速バス「4列シート」の進化がスゴい! 「狭い」「プライバシーなし」を覆す最新座席の数々

数ある高速バスの中でも、詰め込みのイメージが強い2+2列座席配置の「4列シート」ですが、快適性への工夫によりかつてのイメージを覆す車両も登場しているようです。最新4列シートを見ていきます。

「寝過ごす人」も!? 新幹線グリーン車超えの4列シート

 一方「座席間隔」を大幅に広げるというアプローチもあります。VIPライナーの「グランシア」です。座席幅46cm、リクライニング角度135度で、ウィラーの「プライム」のようなカノピーや仕切りはありませんが、座席間隔は118cm。新幹線グリーン車の116cmを上回ります。最前列は135cmもあり、新幹線グランクラスの130cm以上です。

 着座感ですが、横幅が狭いことを除くと1+1+1列シートを大きく上回る快適さで、寝心地自体は1+1列シートに迫るものでした。

 定員も2+2列ながら8列30人(2人分は乗務員用)で、一般的な4列シートバスは11列44人から12列48人であることを考えると圧倒的なゆとりといえます。

 1+1+1列バスでも定員は27~30人程度ですから、「グランシア」は定員で3列シートと同じとなるわけです。座席自体は一般的な3列シートより「グランシア」の方が快適ですから、隣席に座る人次第では、かなり快適といえます(隣席との仕切りカーテンは付いています)。実際「深く眠って、寝過ごす人もおられます」(VIPライナー)とのことでした。

 なお、VIPライナーによると「女性のリピート客が多くご利用しています。当社は出発地・到着地にラウンジを設けているため、身だしなみを直しやすいということも、そうなる理由と考えております」とのことでした。

 最も安価な4列シートバスも進化を続けるバス業界。これからも日進月歩で快適な座席が出て来るものと思います。

【進化】高速バスの「最新4列シート」を見る(写真)

Writer:

ゲーム雑誌でゲームデザインをした経験を活かして、鉄道会社のキャラクター企画に携わるうちに、乗りものや歴史、ミリタリーの記事も書くようになった乗りものライター。著書『日本全国2万3997.8キロイラストルポ乗り歩き』など、イラスト多めで、一般人にもわかりやすい乗りもの本が持ち味。

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