踏切が鳴ってから電車が来るまで「35秒」の法則! イライラを防ぐ“賢い踏切”の裏側
踏切の待ち時間、じつは電車のスピードに合わせて秒数を計算している驚きの仕組みがあるのです。そのタイミングの秘密とはいったいどのようなものなのでしょうか。踏切に隠された知られざるハイテク技術に迫ります。
早すぎると逆に危険? 「開かずの踏切」を防ぐハイテク技術と心理の裏側
この装置は、線路上の「2以上の位置」を用いて列車等の速度を識別し、警報や遮断のタイミングを制御します。
こうした制御によって、列車ごとの警報開始から到達までの時間が速度等によって大きく異ならないよう配慮され、結果的に道路を通行する人の待ち時間のばらつきを抑える役割を果たしています。
一方で、駅のすぐ近くにある踏切などでは、列車が駅に停車する前から遮断機が閉まり、目の前を通過するまで長い間待たされることがあります。
これは、列車等の過走(オーバーラン)により踏切道に支障を生ずるおそれのある場合には、その列車が過走して踏切道に到達する前に、余裕をもって遮断動作を終了しているよう求められているためです。
「安全のためなら、もっと早くから閉めておけばいいのでは?」と思うかもしれません。しかし、待ち時間が長くなりすぎると、「まだ来ないだろう」「故障ではないか」と感じて、遮断機をくぐり抜けるなど無理な横断をしようとする人が出てくるおそれがあると指摘されています。
早く閉めすぎると、いわゆる「開かずの踏切」問題が発生するだけでなく、かえって危険な行為を招く可能性があるのです。そのため、歩行者が安全に渡りきる時間を確保しつつ、待ち時間を可能な限り短くする「絶妙なタイミング」が求められています。
踏切の遮断機がいつも同じようなタイミングで下りるのは、線路に張り巡らされたハイテクな計算装置と、安全と効率を両立させるための知恵のおかげなのです。





それでも欧州各国と比べると遮断時間は圧倒的に長い。これは事故が起こった時の責任問題を回避しようとする日本特有の事なかれ主義の表れ。例えば「電車とホームの間が空いています。ご注意下さい」と、一日中アナウンスを間断なく流し続けたり、構内踏切の代わりに閑散としたローカル線の駅ホームにさえ跨線橋が付いているのと同じ。これ、日本の民族病。今日も無理な踏切直前横断で電車が停まった。こんなの欧州では聞かないよ。