電動シェアモビリティの米大手、日本で「アシスト自転車」展開へ 電動キックボードは全廃 禁止エリアは強制的に“走れない・返せない”

電動モビリティのシェアサービスを展開するLimeが、電動アシスト自転車「Lime Bike」の日本展開を開始します。

「立ち乗りだったら実現しませんでした」!?

 アメリカのシェアモビリティ大手Limeは2026年4月23日、電動アシスト付き自転車「Lime Bike(ライムバイク)」のシェアサービスを日本でも開始すると発表しました。アジアでは初の導入となります。

Large 20260426 01

拡大画像

シェアサービスを開始する電動アシスト付き自転車「Lime Bike」(乗りものニュース編集部撮影)

 Limeはこれまで、日本では座って乗るタイプの電動シートボード「Limeラクモ」(以下、ラクモ)などのシェアサービスを展開してきました。このたび東京都内の16区において、電動アシスト付き自転車の提供を開始します。

 同社は海外でも電動アシスト付き自転車のシェアを行っていますが、今回導入される車両は、日本向けに寸法などを最適化した専用モデルです。Limeのテリー・サイ社長は、「日本において自転車は生活に欠かせない存在。多くのお客様からのフィードバックに基づき、最もインクルーシブな(誰もが使いやすい)車両を設計した」と説明しています。

 また、小型モビリティのシェアサービスについては昨今、利用者の交通ルールや駐車マナーの悪さも問題となっています。そこで同社はライムバイクに、GPSと連動する「ジオフェンシング」を活用した車両制御システムを搭載。これはラクモにも搭載されている機能で、シェア車両が走行禁止エリアに入った際は、運転操作の制限により走れなくなるといいます。

 加えて、Limeの駐車ポートには、ビーコンによる迷惑駐車の防止システムも組み合わされており、指定外の場所ではアプリ上で返却手続きができない仕組みです。

 このライムバイクの導入に併せて、Limeは国内1万1000か所以上のポートをもつOpenStreet(東京都港区)のシェアサイクルサービス「HELLO CYCLING」との連携をスタートします。また、三井不動産リアルティ(千代田区)のシェアモビリティ拠点「マルチモビリティポート」にも参画すると発表しました。

 前者については2026年5月の大型連休明け以降、LimeとHELLO CYCLINGの一部のポートで連携を始める予定。双方のシェア車両が、お互いの駐車ポートで貸し借りできるようになり、Limeにとっても利用できるポートの数が大幅に増えます。また、後者はLimeとHELLO CYCLINGのほか、Luup、ドコモ・バイクシェアの計4サービスが参画するとのことです。

 OpenStreetの工藤智彰CEOは、報道陣向けの発表会で「日本国内において官民連携を取りながらサービスを提供しているわが社に対し、Limeはグローバルに展開している企業。私たちが橋渡し役を務めることで、新しい技術が導入されたモビリティを、より早く社会実装していきたい」とコメントしました。

 また、工藤CEOは電動モビリティの安全な運用の促進についても、Limeと密に連携をとったとのこと。「僕らの意見として、『立ち乗りだったら組めない』と最初に(Lime担当者へ)お伝えしました」と説明しています。なお、Limeは日本で立ち乗り型の電動キックボードの提供を終了し、座り乗りの電動シートボードに移行しています。

【安全対策も超厳重!】新しい「電動シェアサイクル」を写真で見る

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開
  2. 「断固たる措置を講じる」首都高公式ブチギレ! 「公平性を著しく損なう」非常識ドライバーに“鉄槌”…一体何が?
  3. 「知らなかった!」SNSで話題に 高速道路の“2つ並んだ赤い三角コーン”、実は超重要な「ある合図」だった! NEXCO公式が投稿
  4. 神奈川県警の“バイクは自転車レーン走るな”投稿にツッコミ殺到! 「自転車にも車にもバイクにも迷惑です」…何が問題に?
  5. 史上最大の軍艦より135mもデカい!? 旧海軍「大和」を凌ぐ『エースコンバット8』の新ボス「陸上戦艦」の衝撃スペックとは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号