最新「無人システム」が使い物にならない!? 米軍の掃海部隊がボロボロな理由 機雷処理で“世界屈指の海自”に白羽の矢が立つ日
現在、アメリカ海軍はイランの港湾の封鎖と、戦略的に重要なホルムズ海峡の掃海という任務を同時に与えられています。しかし、この掃海分野こそ米海軍の意外な弱点となっています。いったい何が起こっているのでしょうか。
米海軍最新の掃海システム
アメリカ海軍では長らく、木造船体をFRPコーティングした船体を持つアヴェンジャー級掃海艦を運用していました。しかし1990年代初期に就役した老朽艦であるため、退役が進み、2025年に一挙4隻が退役した結果、現在では、全14隻のうち4隻しか残っていません。
これに代わって掃海の中核を期待されるのが、インディペンデンス級沿海域戦闘艦(LCS)です。このLCSに「MCMパッケージ(Mine Countermeasures:機雷対抗)」と呼ばれる無人機材のコンテナ・モジュールを搭載することで、掃海部隊を構成するのです。
このパッケージの最大の特徴が徹底した無人化です。これまでのように磁気や音響を抑えた掃海艇が機雷原に進入せず、掃海艦が安全な場所から無人機だけを機雷原に送り込み、機雷の発見から処分まで無人で実施することが可能です。
手順としては、まず母艦となるLCSから発進した自律航行可能な無人ボート「CUSV(Common Unmanned Surface Vehicle)」が、指定海域の機雷を捜索します。また必要に応じて、「ナイフフィッシュ」と呼ばれる無人潜水機が沈底機雷の探知と識別をします。
一方、これと平行して多用途ヘリコプターMH-60Sが、レーザー式機雷探知システム(Airborne Laser Mine Detection System:ALMDS)で機雷を探知し、航空機搭載機雷処分システム(Airborne Mine Neutralization System:AMNS)で処分にあたる、という多層的な構成になっています。





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