イラン大使館 海峡通過の出光タンカーに異例の言及 “長きにわたる友情の証” 70年以上前の“歴史的任務”とは

イラン駐日大使館の公式Xは2026年4月29日、日本の石油元売りである出光興産との関わりについて言及しました。

1953年の歴史的任務とは?

 イラン駐日大使館の公式Xは2026年4月29日、日本の石油元売りである出光興産との関わりについて言及しました。

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ホルムズ海峡を通過した「出光丸」(画像:出光興産)

 この投稿は、同日、事実上の封鎖状態にあったホルムズ海峡を通過した、出光興産の子会社のタンカー「出光丸」に関するものです。

 同大使館は、「出光興産が所有する『日章丸』が、イラン産の石油を日本へ運ぶために1953年に行った歴史的な任務は、両国間の長きにわたる友情の証であり、そのレガシーは今日においても極めて大きな意義を持ち続けています」との言葉を、2代目「出光丸」と当時の船長だった新田辰夫氏の写真とともに投稿しています。

 1953年に行われた歴史的な任務とは、恐らく「日章丸事件」のことを指していると思われます。当時、1951年にイランが石油国有化を宣言したことに反発したイギリスが海上封鎖を行うなか、出光は西側諸国の反対を押し切って「日章丸」を派遣し、封鎖網を突破して石油を運搬するという出来事がありました。

 今回の投稿も、そうした時代から続く日本とイランの友好関係を強調したものとみられます。

 この投稿には、「出光興産よ、よく頑張った。日章丸の伝統は今なおイラン国内にも日本国内にも生きている」「本当にありがとうございます。一刻も早く平和な世界になるよう日々祈っております」といった反応がありました。

 なお、「出光丸」は海峡通過に際して通航料を支払っていないとみられており、通航に関してはイランとの交渉に日本政府も関わったと報じられています。

【狭い!】これが、事実上封鎖状態にあるホルムズ海峡です(画像)

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