レバーを引いても出られない!? バスの「非常口」を開けるのに必要な手順は? 飛び降り厳禁、知っておくべき“脱出の作法”
バスの右後方に佇む「非常口」。実は扉を開けるだけでなく、座席を倒すなどの手順や、脱出時の高さへの注意など、知っておくべき作法がありました。命を守るための具体的な手順と注意点とは。
飛び降りるのは危険? 脱出時に最も注意すべき「足元の段差」
非常口の扉を開けて外を見たとき、多くの人が驚くのが地面までの「高さ」です。バスの床面は地面から一定の高さにあるため、不用意に飛び降りると足を挫いたり、転倒して怪我をしたりする恐れがあります。
脱出の際は、まず足元をしっかり確認し、可能であれば座った姿勢から足を外に出して降りるなど、慎重な動作が求められます。
さらに、多くの大型バスでは非常口が右側に設けられているため、状況によっては車道側へ出ることになり、周囲の安全確認が非常に重要です。追い越してくる後続車にはねられる二次被害を防ぐため、扉から顔を出す前に左右の安全を確認することが鉄則となります。
また、車体が変形して非常口が開かないような緊急事態には、通常の乗降口付近にある「非常コック」の出番です。これを操作してドアの空気圧を抜くことで、手動で扉を開けることができます。設置位置や操作方法は車種によって異なるため、表示を確認して操作する必要があります。
一生に一度も使わないことが理想ですが、その「一度」が起きたときに自分と周囲の命を守れるのは、事前の知識だけです。次にバスに乗る際は、座席を倒すレバーの位置や非常口までの動線を、一度だけ目で追っておく価値はあるでしょう。





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