「もはや走るスイート…」私鉄特急の“豪華すぎる座席たち” 進化の歴史と「JR超え」の頂上決戦
JRにグリーン車があるように、私鉄特急の一部にも上級クラスの座席が存在します。いずれも豪華な設備が特徴です。私鉄特急の上級クラスについて紹介していきます。
近鉄から続々と豪華特急が登場、満を持して南海も
1994(平成6)年登場の近鉄23000系「伊勢志摩ライナー」には、上級クラスが二つ設定されます。座席配置が1+2列の「デラックスカー」と、半個室の「サロンカー」です。「サロンカー」は2人区画と向かい合わせ席の4人区画があり、背もたれが非常に高いという特徴がありました。側窓も特大で快適な区画です。
同年、関空特急の南海50000系「ラピート」に、座席配置1+2列の「スーパーシート」が設置されます。6両編成中2両が「スーパーシート」で、座席幅480~485mm、座席間隔1200mmのリクライニングシートが並びました。当初はアテンダントのドリンクサービスも行われましたが、運行時間が短いため利用客は多くありませんでした。
2002(平成14)年には、近鉄が21020系「アーバンライナーnext」を投入します。デラックスカーは1両で、座席間隔は1050mm。プライベート性を重視して1+1+1列の座席配置となりました。ゆりかごのように包まれるリクライニングシートが特徴で、背もたれが22度傾くと、座面も呼応して9度沈み込むという設計でした。
同年、富士急行(現・富士山麓電気鉄道)は2000系「フジサン特急」を登場させます。JRで全席グリーン車だった「パノラマエクスプレスアルプス」を改造した車両で、リクライニングシートや展望席を備えました。個室も設置されています。
2011(平成23)年、近鉄は26000系「さくらライナー」を改造し、デラックスシートを設置しました。改造での上級クラス設置は珍しいことでした。





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