「アニメや映画の真似しないで!!」 自転車「ニケツ」がメチャ危ないわけ 実は構造的に危険! 違反キップ切られるだけじゃない
映画やドラマではおなじみの、自転車の2人乗り。法律上問題とされている乗り方ですが、じつは物理的にも危ない乗り方です。
専用車は何が違う? 剛性・制動力・安定性に隠された安全設計
では、子どもを乗せて走っても問題ない自転車、いわゆる「幼児2人同乗用自転車」は、なぜ法律で問題ないとされているのでしょうか。じつは、自転車の構造による“限界”を解決するために、ふつうの自転車とはまるで別物の設計になっています。
幼児2人同乗用自転車については、警察庁の検討委員会が法整備に関わっています。2009年に「幼児2人同乗用自転車に求められる要件」が示され、これを踏まえて各都道府県の公安委員会規則が整備されました。要件内では、幼児2人を同乗させても十分な強度や制動性能を有していること、駐輪時の転倒防止のための操作性や安定性が確保されていることなどが求められています。
自転車協会の安全基準に適合した幼児2人同乗用自転車には、一時期コマーシャルで盛んにPRされていた「BAA(自転車協会認証)マーク」や、「幼児2人同乗基準適合車」のステッカーが貼られています。
具体的な性能の要求基準としては、幼児2人を同乗させても十分な強度や制動性能を有することが求められます。駐輪時の転倒防止のための操作性や安定性、フレームや幼児用座席の取り付け部の剛性なども重視されています。
市販の子どもを乗せるタイプの自転車では、20インチ前後の小径タイヤや、太めのタイヤを採用するモデルが多く見られます。タイヤを小径にすることで、車体やチャイルドシートの位置は低くなります。それにより重心が下がり、子どもの乗車時や停車時の安定感を向上させる狙いがあります。タイヤが太くなると走行時の段差の衝撃がやわらぐため、走行中の安定感を高める狙いで採用される例もあります。
さらに、駐輪時にハンドルが大きく動くのを抑えるハンドルロック機構、安定した駐輪を助けるための後部の幅広のスタンドを備えたモデルもあります。子どもの乗せ降ろしを意識した装備を充実させているのが、このタイプの自転車の大きな特徴です。
ふつうの自転車での「ニケツ」と、子ども2人を乗せて走る幼児2人同乗用自転車。見た目はどちらも「2人以上乗っている自転車」ですが、安全性は大きく違います。街を安全に走るために、“用途にあった使い方”で自転車に乗るようにしましょう。





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