なんという巨大な地下トンネル…! 建設たけなわ「横浜の圏央道」へついに潜入 住宅街の地下に“日本最大断面” まるでトンネル技術の見本市!?
圏央道の未開通区間として建設中の横浜環状南線の現場が公開。そこには、開通したら誰もが目を見張るであろう「巨大な地下空間」がありました。
すげーーー!!! 開通したらみんな叫ぶ!?
本線トンネル2本の両側にランプトンネルが並列する「4連区間」を抜けた先にあるのが、その本線とランプが合流・分岐する「分合流区間」です。ここでは、片側3車線断面の本線トンネルと、2車線断面のランプトンネルが地下で並ぶ大空間が上下線ともに構築されています。
空間の幅は最大約29m、掘削断面量にすると最大約480平方メートルだそう。この空間が、たった1mの離隔で2つ並んでいます。ちなみに、この断面は鎌倉の大仏が4体並列で収まるほどの広さだそうです。
「地下の道路トンネルでこれだけの大空間は世界にも類がありません。実際、ギネス記録にも申請したのですが、『データがない』とのことで登録には至りませんでした」(NEXCO東日本 横浜工事事務所町 松本育之さん)
現在はトンネルの底部に簡易な舗装がなされていますが、掘削が終わった当初は高さ約20mのもっと大きな断面だったそう。いまは空間の内壁(セグメント)を構築する工事が行われています。実際に供用した際にも、断面の大きさはほぼ変わらないというので、初めて通った際には地下空間の広がりに目を見張るかもしれません。
その先は一転して「狭~いトンネル」
この分合流部(264m)は「庄戸トンネル」の一部ですが、同トンネルはその先で一転して、狭い箱型の空間になります。これは、地上からの土被りが最小で1.7mしかない「低土被り区間」(300m)と呼ばれます。
ここが、前出した「地上の工事用車両の行き来をなくす」ために、最も時間をかけて施工をした箇所の一つだそう。通常なら地上を開削して函体のトンネルをつくるところ、住民との協議を経て、地下から非開削で構築していったのだといいます。
具体的には、函体を10個のブロックに分け、小さなトンネルの中で各ブロックをつくり、つなげていきます。つまり、1つのトンネルを作るために、10個の地下トンネルを順次掘って、そのなかで函体を部分的に構築し、隣とつなげ、周りを埋め戻すという作業を繰り返しています。上り線はすでに通れるようになっていますが、未だ函体は構築中です。
まるで「トンネル技術のデパート」のような釜利谷庄戸トンネルですが、その先はさらに、シールドマシンで掘りぬかれたトンネルが待っています。別稿でお伝えします。




コメント