「住むなら西武沿線」と思わせる10の理由 文化と芸術の里「武蔵野」の心地良さ

新宿線の強みは?

【2位】新宿線は直通なし 実はそこが最大の利点?

 新宿線は池袋線と双璧を成す幹線です。その起点である西武新宿駅はJR新宿駅の北側、少し離れたところにあります。JR山手線との乗り換えは高田馬場駅が便利。線路もプラットホームもピッタリ並んでいます。特急「小江戸」も停車します。高田馬場は東京メトロ東西線の乗換駅でもあります。皇居に近い竹橋、ブランド街の日本橋、オフィス街の大手町、金融街の茅場町に新宿線から乗り換え1回でアクセスできます。

 新宿線の運転系統は、西武新宿と本川越を結ぶ列車だけではなく、小平から拝島線に直通する急行・準急があります。拝島はJR青梅線、五日市線、八高線が集まる交通の要衝。JR東日本も中央線の快速・特快電車を直通させています。拝島線の玉川上水駅(東京都立川市)では多摩モノレールとも乗り換え可能です。新宿線・拝島線ルートは、多摩・東京西部と都心を結ぶ幹線ルート。JR中央線とライバル関係にあるといえそうです。

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40000系電車を使用した有料座席指定列車「拝島ライナー」のイメージ(画像:西武鉄道)。

 その重要性に注目して、西武鉄道は2018年春から有料座席指定列車「拝島ライナー」を運行します。夕方・夜間の下りに西武新宿~拝島間で運行予定とのこと。車両は池袋線の有料座席指定列車「S-TRAIN」と同じ40000系電車です。新宿線・拝島線ルートは、2011年から2014年まで、忘年会シーズンなどに下り臨時特急を運行した実績があります。3年のブランクを経て、定期列車に“昇格”。帰宅が快適になります。

 ところで、新宿線には意外な特長があります。「大手私鉄の幹線でありながら、都心方面で地下鉄に直通していない」ことです。2015年に東京都中野区が東京メトロ東西線と新宿線の相互直通構想を掲げました。しかし、2016年に国土交通省の交通政策審議会が答申した「東京圏における今後の都市鉄道のあり方について」には盛り込まれませんでした。

 2017年の西武鉄道の株主総会では、新宿線沿線在住の株主から「池袋線ばかり便利になって、新宿線への投資が少ない」という指摘もあったと報道されました。しかし、新宿線は相互直通運転がない。これは不便なことでしょうか。乗り換えなしに都心へ行けないことは不便かもしれませんが、その代わり「遅延が少ない」というメリットもあります。

 相互直通運転は乗り入れ先のダイヤの乱れに影響されやすいというデメリットがあります。相互直通運転がなければ、自社線内で問題が発生しない限り安泰です。「新宿線は安定している」――これはなかなか気付きにくいメリットかもしれません。大切なことは、西武鉄道沿線にこれから住もうという人にとって「直通で便利な池袋線」「運行トラブルが少ない新宿線」を選択できることでしょう。

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コメント

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3件のコメント

  1. ドームってなんやねん

  2. あの踏切の多さは酷いわ
    なんとかしてくれ。特に新宿線

  3. ピンクの車両は意味がわからないし好きじゃない。レッドアローも地味なので鉄道ファンが注目するようなカラーリングをお願いしたいものです。