『A列車で行こう9』を旅する 出雲編:旧国鉄大社線、復活のシナリオを作る!

鉄道会社経営シミュレーションゲーム『A列車で行こう9』で、日本の鉄道風景を再現します。今回は出雲編。寝台特急「サンライズ出雲」の目的地です。

旧国鉄大社線をゲームで復活させたい

 出雲の街から大社へ、現在は一畑電車が通じています。しかし、実は1990(平成2)年まで、もうひとつの鉄道路線がありました。JR西日本の大社線です。出雲市駅で山陰本線から分岐して西へ、神戸(かんど)川の分流点付近から北へ向かい、大社駅まで。大社駅は出雲大社の玄関口として、神殿のような立派な駅舎でした。この建物は国の重要文化財になっており、現在も自由に見学できます。構内も一部残され、蒸気機関車も保存されています。

 大社線は出雲大社の参詣路線として、全盛期は東京から急行「出雲」、名古屋から急行「大社」、大阪から急行「だいせん」が運行されていました。しかし観光客以外の乗客は少なく、赤字を理由に廃止されました。せめてゲームマップでは現役で残したいところです。いや、それよりも、大社駅の配置に留めて、ゲームシナリオとして大社線の復活にチャレンジしても楽しそうですね。

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大社線はこのあたりを通っていた。
現在の大社駅。筆者が訪れたときは朝市が開かれていた。
ゲームでは立派な駅舎の代わりに神社とホームを配置した。

 いかかでしたか。神話の里、出雲平野はJR山陰本線と一畑電車のネットワークがあります。ここから先、このゲームで出雲市周辺の発展させるためには、山陰本線で両隣の街との直通列車を充実させたり、複線化したりして運行頻度を高める必要があります。大社線を復活させたり、一畑電車と山陰本線を直通運転させて「サンライズ出雲」を出雲大社前駅まで直通させたりするのもおもしろそうです。

【了】

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Writer:

乗り鉄。書き鉄。ゲーム鉄。某出版社でゲーム雑誌の広告営業職を経て独立。PCカタログ制作、PC関連雑誌デスクを経験したのち、ネットメディアなどで鉄道関係のニュース、コラムを執筆。国内の鉄道路線踏破率は93パーセント。著書に『ぼくは乗り鉄、おでかけ日和。日本全国列車旅、達人のとっておき33選』(幻冬舎刊)など。

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