500系「エヴァ新幹線」5月に運行終了 京都鉄道博物館で特別展開催

『新世紀エヴァンゲリオン』の世界観が楽しめるJR山陽新幹線「500 TYPE EVA」の運行終了日が決定しました。これにあわせ、京都鉄道博物館では特別展も開催されます。

新大阪~博多間で運行中

 JR西日本は2018年1月19日(金)、山陽新幹線を走る500系の「500 TYPE EVA」について、5月13日(日)に運行を終了すると発表しました。

 現在は、上り博多6時40分発新大阪行き「こだま730号」と、下り新大阪11時29分発博多行き「こだま741号」の時刻で運行中。2本とも毎日走っている定期列車ですが、一部の日で「500 TYPE EVA」の編成が使われています。

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山陽新幹線を走る500系「500 TYPE EVA」のイメージ(画像:JR西日本)。

「500 TYPE EVA」は山陽新幹線の全線開業40周年と、アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のテレビ放送開始20周年を記念し、2015年11月から同線で運行が始まりました。

 車両デザインは、『エヴァ』のメカニックデザイナーである山下いくとさんが担当し、監督の庵野秀明さんが監修。外観はもちろん、車内も、エヴァの実物大コックピットなどが設置された1号車の「500 TYPE EVA 展示・体験ルーム」や、2号車の「特別内装車」などにより、新幹線に乗りながら『エヴァ』の世界観を楽しめます。

「500 TYPE EVA展」開催

 運行終了を控え、京都鉄道博物館(京都市下京区)では、特別展「500 TYPE EVA展」を開催。「500 TYPE EVA」プロジェクトの紹介をはじめ、海洋堂のフィギュア展示、山下いくとさんによる「500 TYPE EVA」原画の展示などが予定されています。

 期間は2月9日(金)から5月6日(日)まで。JR西日本と京都鉄道博物館は「特別展も、実際のご乗車も、どちらもお楽しみください」としています。

【了】

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コメント

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11件のコメント

  1. エヴァンゲリオン新幹線はお母さんとひろしま

  2. エヴァンゲリオン新幹線はお母さんと広島から乗りましたよ。かっこ良かったです。

  3. 老朽化しているのだろうがむしろ東京五輪に合わせてリフレッシュして東京に乗り入れるべき。

    • なにが「べき」なのか意味不明だがJR東海が8両の入線は絶対に許さないから無理。

  4. そのあとは通常型に改装?引退解体?

    • 普通に通常型に改装(元に戻すとも言う)。廃車にするなら代わりのN700系を入れる必要があるし。

    • いや、N700Aの投入スケジュールと車齢を考えたら、ひょっとしたら退役もありかな、と考えたんですけど。考えすぎですか。

    • 混雑時期はともかく通常期の「こだま」は8両で普通に足りる区間なので……。それに山陽・九州区間のN700系S/R編成(8両)はN700A改造がまだアナウンスされてないので……。

  5. 一部のオタクファンのためだけに無駄遣いとしか思えない新幹線作るより安全管理徹底して欲しい。紫色の外観は毒蛇に見えて不気味でした。

  6. 500系も最後の増備車が1998年製だから、もう全車両が20年選手。そろそろ置き換えも検討される時期に突入するのか。

    時の流れは早いものだな。ついこの前新幹線がついに300km/hに到達したと思ったら、いつしか0系、100系、300系は姿を消し、今や500系が東海道・山陽新幹線の最古参になってるんだから。

  7. 欲を出さずに山陽新幹線に特化した対航空機用で使用し続ければ評価を落とすことは無かった車両。
    外装は営業速度MAX350Km/h前提設計で現在主流である角錐ボディな他車両と違い円柱形ボディとハニカム構造で高剛性ではあるが、
    内装に関しては経年劣化と現代車両に求められるアメニティを提供出来ているとは言えない。
    顧客の意識も変化して時短よりも安定性を求めるようになった。時代が変わったのです。
    新造されるN700Sに押し出される形で山陽こだまに流れてくるN700によって700系共々有終の美を飾ることになりますな。