料金所の「ETC/一般」混在レーン 狙いは渋滞の予防? 空いていても設置の理由は

クルマが少なくても混在レーンが必要なケースも

――場所や時間帯によっては、料金所が混雑していない時でも混在レーンがありますが、それはなぜでしょうか?

 特に、敷地が狭くレーン数が少ない料金所でそうしたケースが多くあります。専用レーンだけではクルマの流れが滞る可能性があるため、混在レーンを設置しています。また、敷地が広くレーン数が多い料金所であっても、構造上ETC専用レーンが左側にしかない場合などは、右側の車線から料金所に進入してきたETC車が急な車線変更を行う可能性があり、危険防止という観点からも混在レーンを設ける場合があります。

 いずれのケースにおいても、ETC車と一般車の混在レーンは、お客様の利便性や安全を第一に考えて、柔軟に設置させていただいているものです。
 
※ ※ ※
 
 現在はETCが普及し、高速道路の料金所での渋滞はほぼ解消しています。NEXCO東日本管内で交通集中による渋滞が発生する箇所のうち、「料金所」は1%程度(2016年、NEXCO東日本調べ)だといいます。現在の料金所では、交通状況を予測して渋滞などの発生を予防するために、臨機応変に「ETC/一般」混在レーンを運用しているというわけです。

【了】

この記事の画像をもっと見る(2枚)

テーマ特集「【道路】連休の渋滞どう回避? 発生メカニズムからマル秘テクニックまで!」へ

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。