首都高と阪高で「本線料金所」撤去の背景 渋滞の要因にも 機能どう代替
本線料金所の撤去で事故や渋滞も減る?
――今後どう変わるのでしょうか?
お話した1号羽田線上りの空港西入口、湾岸線東行きの湾岸浮島入口、空港中央入口にそれぞれ料金所を新設して代替しました。もう1か所、1号羽田線の羽田入口にも入口料金所を新設するため、この入口は2019年5月まで閉鎖します。
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阪神高速でも、かつては「阪神西線」「阪神東線」「阪神南線」という3つの料金圏が設定されており、撤去対象となっている6つの本線料金所が、それぞれの料金圏の境目に位置していました。しかし2012(平成24)年から、首都高速と同様に料金圏のない対距離制へと移行しています。
「6つの本線料金所は、現状の料金体系においては基本的に不要となっています。料金所がない一部の入口を通過されたお客様から料金を頂戴する目的はありますが、それら入口に料金所を新設するなど、何らかの代替方針が立ったところから順次撤去しています」(阪神高速道路)
阪神高速道路によると、本線料金所ではレーン移行による車両の接触や、前方車両への追突といった事故が発生しているほか、減速あるいは停止しなければならないことから、渋滞発生の原因にもなっているとのこと。これを撤去することが、事故の削減や走行性の改善などにつながるとしています。
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