首都高と阪高で「本線料金所」撤去の背景 渋滞の要因にも 機能どう代替

首都高速と阪神高速で、本線上に設けられた「本線料金所」の撤去が進められています。本線上で必ず減速あるいは停車しなければならないことから、渋滞の要因にもなっていたものですが、なぜ撤去が可能になったのでしょうか。

「違反車両の確認」という役割も 撤去後はどう変わる?

 一方で本線料金所は、通行車両がゲートで減速あるいは停止することから、過積載車両など不正な通行車両を確認したり、取り締まったりするポイントでもあります。たとえば首都高の大井本線料金所には、各ゲートの入口に車両の重さを測る「軸重計」が設置されているほか、違反車両の大規模取り締まりなども行われます。

 首都高速道路では、「(NEXCOが管轄する高速道路とのあいだにある)ほかの本線料金所や、入口料金所で違反車両の取り締まりを行っていきます」とのこと。阪神高速道路は「本線料金所のほか、従来から入口料金所でも取り締まりを行っています。軸重計も各料金所に備わっており、新設する料金所にも同様に整備しますので、今後は各料金所で現在よりもレベルを上げて取り締まりをしていきます」と話します。

 撤去された本線料金所の跡地はどうなるのでしょうか。首都高速道路は、「平和島、大井とも用地が狭く転用が困難なため、現在のところ跡地利用の計画は特にありません」とのこと。同社ではすでに2012(平成24)年、湾岸線西行きの湾岸浮島本線料金所(川崎市川崎区)を撤去していますが、ここも「跡地はそのままになっています」とのことです。

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阪神高速道路における本線料金所の撤去概要。尼崎、南芦屋浜および中島本線料金所の跡地は、「ミニPA」の拡充に利用される予定(画像:阪神高速道路)。

 一方、阪神高速道路は本線料金所の跡地を利用し、通常のPAよりも機能を絞った「ミニPA」を拡充するといいます。尼崎本線料金所に併設されていた尼崎ミニPAは、本線料金所の跡地を一部利用する形で改修工事を進めており、2018年度内に再オープンします。撤去済みの南芦屋浜本線料金所跡には、南芦屋浜ミニPAを2018年度内に、2019年度内に撤去予定の5号湾岸線東行き 中島本線料金所(大阪市西淀川区)には、中島ミニPAを2020年度内に設置する予定だそうです。

【了】

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