F-22とF-35のハイブリッド戦闘機、実現は…? F-2後継、ロ社が日本政府へ打診か

空自F-2戦闘機の後継機が取り沙汰されるなか、米軍最強戦闘機F-22と、最新戦闘機F-35のイイトコ取りした次世代機の開発を、ロッキード・マーチンが日本政府へ打診したとの報道がなされましたが、そう美味いお話はなさそうです。

メリットがなくはないけれども…?

 以上のように「F-35の情報処理能力をF-22に与える」という作業は、言うほど単純ではなく、戦闘には直接関係しない生命維持のための環境制御システムなどに至るまで、ありとあらゆるシステムをほとんど完全に作り直すことに等しいと言えます。

 またF-35は今後、おそらく22世紀に至るまで、継続してソフトウェアのアップグレードが行われ、10年、20年後にはほとんど別の機種に近いほど性能を向上させるはずです。F-22に搭載されたF-35のシステムはその恩恵を完全に受けることは難しいかもしれません。

Large 20180427 01
米国外への輸出が禁じられた機密のカタマリ、F-22「ラプター」(画像:アメリカ空軍)。

 F-22の卓越した飛行性能は魅力的かもしれませんが、F-35とF-22の飛行性能の差を埋めるためだけに、完全に1機種開発するコストを投じ、そして性能向上の主流から外れるデメリットを受け入れられるのかどうかが、この「ハイブリッド案」を評価するための主眼点となるでしょう。

 ただ、これはあくまでもF-35と比較した場合の話であり、新規に開発する案との比較であれば、実証済みのハードウェアと、わずかでもソフトウェアを流用できるメリットは小さいとは言えないかもしれません。

【了】

この記事の画像をもっと見る(4枚)

【ミリタリー】国産戦闘機F-2、いま直面する後継機問題

最新記事

コメント

4件のコメント

  1. 要は空自の機体のお仕事をどうするかの問題。

    そもそもF-35を導入した時点から話がずれまくっているからなぁ。

    ドクトリンとしてちゃんとした計画を立てられない空自、防衛省が問題だし、それは自衛隊全体で変なモノばかり導入しているもんだいさろう。

    ロッキードと共同開発してもそういう能力がないから結局○○みたいな機体と言い出すのだろうな。

    金銭面でも足元を見られるし、能力そのものも中途半端な機体ばかり作りそうだな。

  2. F-22のアップデートの技術と金をださせられるだけだわな。

  3. 僕がもし決定権もってたら日本独自の戦闘機を導入するけど。

  4. 形状が変わっただけでゼロからソフトウェアを構築にはならねえだろ。どんだけ技術者無能なんだよ

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  3. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  4. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  5. ウクライナ軍の「1000機の無人機」がモスクワの製油所を襲撃!“タンクが吹き飛ぶ瞬間”を捉えた映像を大統領が公開 今後の影響は?
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス