『トップガン2』主役機か? F/A-18E/F「スーパーホーネット」がある意味最強のワケ

ブリングバック能力の高さをもって、なぜ最強と言えるのか

 4tのブリングバックとは、227kg誘導爆弾ならば17発分、907kg爆弾なら4発に相当し、通常このような重武装で出撃することはないため、F/A-18E/Fは事実上ほとんど無制限に兵装を搭載したままの着艦が可能です。

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原子力空母「ハリー・S・トルーマン」から発艦するF/A-18E「スーパーホーネット」。2018年5月現在、アメリカ海軍とオーストラリア空軍が運用する(画像:アメリカ海軍)。

 従来型のF/A-18のブリングバック能力は1t強にすぎません。F-14は低速から高速まで幅広く効率の良い飛行性能を実現できる「可変後退翼」の効果もあって、かなりブリングバック能力に優れますが、それでも2.5tであり、463kgのフェニックス(ミサイル)を6発に加え+90kgのAIM-9「サイドワインダー」短距離空対空ミサイル2発を搭載するとこれをオーバーしてしまい、発艦は可能であれども1発数億円のフェニックスミサイルを投棄しなければ着艦できません。そのようなわけで、最大携行能力は「核戦争への備え」として封印し、いくつかの実戦投入事例においてフル武装で出撃したことは一度もありませんでした。

 艦上戦闘機は空対空ミサイルや誘導爆弾、または偵察ポッド、搭載するレーダーなどのセンサー類を「任意の地点に運ぶ」ための乗りものです。そして現代戦闘機においては多少の機動性の差はあまり意味がありません。様々な兵装類をほとんど無制限に搭載し、これを持ち帰ることができるF/A-18E/Fは、艦上戦闘機の運用においては世界をリードするアメリカ海軍が誇る、「最強の艦上戦闘機」と呼ぶにふさわしい機種であると言えるのではないでしょうか。

【了】

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コメント

2件のコメント

  1. 言わんとしていることはわかるけどスパホが今のNAVYにとって最適かどうかの話ではなく、映画としての見栄えはどうなの?って話なので内容の主旨そのものがかなりトンチンカン。

  2. EF64 1000番台とか、ED76 500番台みたいな大人の事情ですかw
    国鉄は労組対策だったけど。
    米軍だと、古くはF-86Dも議会対策だったようで。