導入30有余年、陸自/空自の輸送ヘリCH-47がいまなお被災地などで重宝されるワケ(写真10枚)

陸自と空自が保有する、ふたつのローターを備えた大型輸送ヘリCH-47「チヌーク」は、導入から30年以上が経過しています。災害報道などで目にする機会も多いかもしれませんが、そのようにいまなおあちこちで使われ続けるのにはもちろん理由があります。

阪神淡路大震災を皮切りに

 陸上自衛隊が導入したCH-47Jの、最初の大規模災害派遣は1995(平成7)年1月17日に発生した阪神淡路大震災だといわれています。

 その後、2004(平成16)年の新潟県中越地震、2007(平成19)年の中越沖地震でも航空偵察や人員輸送、物資輸送などで使用されています。近年では、航続距離を伸ばすため、燃料タンクを大きくし、気象レーダーなどを搭載したCH-47JAも多く活躍しています。

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熊本地震にて、航空自衛隊のCH-47Jから救援物資をトラックに乗せかえる陸上自衛隊の隊員たち(矢作真弓撮影)。

 そのようなCH-47ですが、活躍の幅は国内だけに留まりません。海外での災害においても派遣された実績を持っています。2005(平成17)年にインドネシアで発生した地震と津波による災害時には、バンダ・アチェ地域への医療・防疫活動のために派遣され、2010(平成22)年にパキスタンで発生した洪水水害では、同国のおおむね中央に位置するムルタン市へ物資輸送で投入されています。

 海外に派遣される時に、CH-47は自力で飛行していくことはしません。なぜならば、飛行可能距離な航続距離が最新式のCH-47JA型で約1000kmとなっているため、被災地が遠い場合は何度も離着陸を繰り返し、給油と整備を行わなければならないからです。また、飛行時間毎に決められた整備も行わなければならないので、自力で遠方まで飛行していくのは燃料と労力を浪費してしまうことになります。そのため、海外に赴く際には、海上自衛隊の輸送艦などに搭載されて出国することになります。

 洋上を航行するときには、大きな2枚のローターは外され、塩害からの被害を抑えるためにつなぎ目にはマスキングが施され、機体全体が白い生地で覆われます。こうして遠洋航海した後に、現地にて封印が解かれ、再び空へと舞い上がるのです。

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【ミリタリー】急げ、救え! 自衛隊「災害派遣」の現場にせまる!

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コメント

2件のコメント

  1. 映画ガメラ2、マリと子犬の物語での活躍ぶりに感動します。

    それと、雲仙普賢岳で不時着した先代バートルV-107を吊り上げて回収した頼もしさも忘れられません。

  2. 日本はアメリカの次にチーヌクを多数運用する国。だからアフガニスタンにヘリコプター部隊を派遣しろと要求された。

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