導入30有余年、陸自/空自の輸送ヘリCH-47がいまなお被災地などで重宝されるワケ(写真10枚)

陸自と空自が保有する、ふたつのローターを備えた大型輸送ヘリCH-47「チヌーク」は、導入から30年以上が経過しています。災害報道などで目にする機会も多いかもしれませんが、そのようにいまなおあちこちで使われ続けるのにはもちろん理由があります。

「オスプレイ」がとって代わるようなことはあるの?

 各地で活躍するCH-47の後継機は、しばらく登場することはないと言われています。それは基本設計が良く、拡張性に優れた機体デザインであることからもうかがい知れます。実際にCH-47は改良が進められ、最新式はCH-47Fという名称でアメリカ軍を中心に配備が進んでいて、陸上自衛隊では既存のJ型をF型相当へと改修しているといいます。すなわち、今後しばらくはCH-47が日本の空を飛ぶ姿を見続けることができるということになります。

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つねに安全に安定した飛行ができるのは、整備員たちの努力の賜物(矢作真弓撮影)。

 陸上自衛隊は2019年頃を目途に、MV-22B「オスプレイ」を配備すると見られます。つまり陸上自衛隊は「オスプレイ」とCH-47という、大型輸送機を2種類保有することになります。両者をどのように使い分けるのでしょうか。

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熊本地震にて、救援物資を運んできた航空自衛隊のCH-47J(矢作真弓撮影)。
体験搭乗で機内に乗り込む見学者たち。最大で55名乗せることが可能(矢作真弓撮影)。
CH-47の機内には陸自の高機動車を搭載することも可能(矢作真弓撮影)。

「大型輸送機」とひとくくりにしましたが、実は両者には明確な違いがあります。それが搭載力と飛行速度です。

 搭載力に優れているのはCH-47です。機内に陸自の高機動車などを搭載して飛行することも可能で、さらには「オスプレイ」よりも重いものを吊り上げることができます。

 飛行速度に関しては、固定翼機と同じくらいの速度が出せる「オスプレイ」に軍配が上がります。同じ場所から同時にスタートした場合は「オスプレイ」の方が先に到着するので、「オスプレイ」が人命救助用の人員と物資を真っ先に被災地に投入して、後からCH-47が各種の支援物資を大量に空輸してくるというパターンもあるのかと考えられます。

 大量の物資を一度に空輸でき、人員や車両も空輸することができるCH-47は、陸上自衛隊の「翼」として今後も大いに活躍することが期待されているのです。

【了】

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コメント

2件のコメント

  1. 映画ガメラ2、マリと子犬の物語での活躍ぶりに感動します。

    それと、雲仙普賢岳で不時着した先代バートルV-107を吊り上げて回収した頼もしさも忘れられません。

  2. 日本はアメリカの次にチーヌクを多数運用する国。だからアフガニスタンにヘリコプター部隊を派遣しろと要求された。

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