下関発新宮行きも可能? 新長距離列車「ウエストエクスプレス銀河」運行ルートを妄想

妄想「ウエストエクスプレス銀河」直流電化区間一筆書き1000km超えの旅

 117系は、JR西日本の京阪神地区などで使われていた直流型電車(1500ボルトの直流電源で走る車両)です。つまり1500ボルトで電化された区間なら、基本的に「WEST EXPRESS銀河」は走れるわけです。そこで、JR西日本の直流電化区間を一筆書きで長く走るルートを考えました。なお、狭あいトンネルなどは無視するものとします。

 山陽本線で下関駅(山口県下関市)を発車して小野田駅(同・山陽小野田市)に、そこから小野田線・宇部線を経由して宇部駅(同・宇部市)に。再び山陽本線で広島駅(広島市南区)に、そこから呉線や赤穂線、東海道本線を経由して東へ向かい尼崎駅(兵庫県尼崎市)に。ここから福知山線で福知山(京都府福知山市)へ抜け、山陰本線・舞鶴線・小浜線を経由して敦賀駅(福井県敦賀市)へ。再び太平洋側を目指し、北陸本線で米原駅(滋賀県米原市)に。東海道本線・奈良線・関西本線・和歌山線経由で和歌山駅(和歌山県和歌山市)に出て、紀勢本線で新宮駅(同・新宮市)まで。「直流電化区間一筆書き1000km超えの旅」はいかがでしょうか。海あり山ありの道中に加え、何度も途中で進行方向が変わるので、乗っていて飽きないことでしょう。

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かつて東京~大阪間で運行していた寝台急行「銀河」(2003年7月、児山 計撮影)。

 また、実務面のことをまったく無視して考えれば、「WEST EXPRESS銀河」の名前の通り、往年の寝台急行「銀河」の運行区間だった東京~大阪間を走っても人気が出るかもしれません。

 岡山~高松間の快速「マリンライナー」のように、四国に直通しても楽しいでしょう。瀬戸大橋を渡って予讃線で松山駅へ。そこから観光列車「伊予灘ものがたり」と0系新幹線を模した「鉄道ホビートレイン」を乗り継いで窪川駅(高知県四万十町)へ向かうツアーは人気を呼ぶかもしれません。欲を言えば鉄道ファン向けに、伊予西条駅(愛媛県西条市)で「鉄道歴史パーク in SAIJO」に立ち寄る時間も確保してほしいです。

 2021年3月までの運行計画はほぼ決定している「WEST EXPRESS銀河」ですが、将来どのようなルートが設定されるのか、いまから楽しみです。

【了】

【地図】走れる区間をひたすら妄想

Writer: 児山 計(鉄道ライター)

出版社勤務を経てフリーのライター、編集者に。教育・ゲーム・趣味などの執筆を経て、現在は鉄道・模型・玩具系の記事を中心に執筆。鉄道は車両のメカニズムと座席が興味の中心。座席に座る前に巻尺を当てて寸法をとるのが習慣。言うなれば「メカ&座席鉄」。

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コメント

2件のコメント

  1. 残念ながらこの妄想ルートだと尼崎で途切れます
    仮に神戸方面から内線で走ったとしても現状の尼崎駅だと引き上げ線が4番線~5番線の間しかない、さらに4番から直接福知山線下りには入れない構造のため。
    もし福知山線に入れるのであれば尼崎ではなく、加古川から加古川線経由で谷川に行き谷川駅の久下村駅方にある転線を使って福知山線に入れる。距離としては短くなりますが尼崎よりは現実味があるかと。

  2. ディーゼル機関車プラス電源車で、山陰本線を京都から下関まで走らないかな?