懐かしの「側面ウッドパネルのクルマ」人気再燃か 80年代に流行 アウトドアなイメージ

カスタムの目的が変化 中古車にも注目集まる

 前出の「N-VAN MALIBU」を制作したDAMDは、カスタムカー界隈にてアウトドア向けモデルの受け入れられる傾向が強まっており、クラシカルな木調装飾が、そのイメージを醸し出すうえで使われるケースがあると話します。

「この傾向は、2018年にスズキが発売した新型『ジムニー』が火をつけたということもありますが、それ以上に、クルマをカスタムする目的が変わってきているのです。昔はカスタムカーといえば『走りの追求』というイメージがありましたが、いまは『ライフスタイルの提案』が重視されています」(DAMD)

 また、「いまのクルマは全体的に無機質な感じがしますが、木調装飾はやわらかいイメージを醸し出すことができます」(DAMD)とも。「N-VAN MALIBU」は特に、女性からの注目度が高かったそうです。

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DAMDが手掛けた「N-VAN MALIBU」(画像:DAMD)。

 カスタムの世界だけでなく、1980年代から90年代当時のウッドパネルが使われたクルマそのものも、人気が再燃しているようです。

 前出のジャッツによると、いま湘南などでは1980年代に次ぐサーフィンブームとも呼べる状況で、昔のスタイルが顧みられているといいます。「もちろんサーファーばかりではありませんが、当社が扱う当時の『セドリック/グロリア』ワゴンの中古車を、20代前半の若い人が購入するケースが増えています。スタイリングを気に入ってのことだそうです」と話します。

【了】

「側面ウッドパネルのクルマ」当時のアメ車から現在のカスタムモデルまで

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