戦車+重装甲=最強! が過ぎると? ポルシェ博士と独裁者の異常な超重戦車「マウス」

科学技術分野における予算確保の難しさはよく耳にしますが、もし独裁者の後援のもと、知的好奇心のおもむくままに研究開発できるとしたら……夢のような環境でポルシェ博士が生み出したのは、前代未聞の重量を誇る巨大な「鉄塊」でした。

独裁者の直観と技術者の性から超重戦車誕生

 当時すでに、技術的にも戦車の重量は70tまでが限界と言われていたものを、ヒトラーは大口径砲を搭載し重装甲を施した、120t級の戦車を構想します。このような超重戦車は突飛ではありますが、良いか悪いかは別にして常識に囚われないヒトラーなりの直観が働いたともいえます。

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ドイツ戦車の変遷。最上段左側が1935年登場のI号戦車B型で重さ6t、武装は7.92mm機銃。最下段右側が「マウス」で重さ188t、128mm砲搭載(月刊PANZER編集部作成)。

 その意を受けて、ポルシェ博士は突っ走ります。こうした常識を覆す新技術や新しいものにチャレンジしたがるのは、技術者の性なのでしょうか。砲塔に150mmと75mm戦車砲を同軸装備し、正面装甲は200mm、駆動系にはポルシェティーガー、エレファント駆逐戦車で実績があり、複雑なトランスミッションが不要というポルシェ博士得意のエンジンと発電機、電動モーターを組み合わせたハイブリット方式という、超重戦車を提案します。

 この常識を外れた提案に、ナチス政権内でも反対する声はありました。ポルシェ博士は、政治には無関心でナチス党員でもありませんでしたが、ヒトラーはポルシェ博士の才能を高く買っており、この超重戦車「マウス」はヒトラーの認可を受け開発が始まります。

【写真】やはり用には堪えなかったか 地面に沈み一大事の「マウス」 ほか

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コメント

2件のコメント

  1. >主砲128mmといえば巡洋艦の主砲並み

    いや、駆逐艦程度でしょう

  2. 大同少尉殿、そんなものはガラクタに過ぎん。ところで特殊鋼の結晶の秘密はどうやら理解していないな。しかも安来十神山の古い秘密の名前は解明しきれていないようだね。ほら・・・あるじゃないか不完全ながら古事記に記された王家が。それでは臣下の礼は忘れずに尽くすこと、これこそが世界の産業を支配する制空権なのだ、さらばだ。

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