道路の「流れる光」設置続々 速度回復&渋滞緩和だけじゃない光のマジック

道路の側方に連続して設置された灯具を、クルマの進行方向へ流れるように点灯させていくというシステムの採用が増えています。渋滞緩和を目的とするケース多いですが、実は速度の抑制など、幅広い使い道がある「光のマジック」です。

速度ダウン効果も 「流れる光」の発展形とは?

 たとえば、新東名高速と東名高速を結ぶ清水連絡路の一部では、「ドライブ・アシスト・ライト」が下り坂での速度抑制を目的に設置されています。名古屋電機工業によると、「ドライバーは、流れる光よりも自分のスピードが速すぎると感じれば、抑えようとする」といい、理論上は、適正なスピードで流すことで速度の回復にも抑制にもつながると説明します。

 東名阪道の上り線、鈴鹿IC前後の約4kmで採用されている「ドライブ・アシスト・ライト」は、さらに発展的です。複数のボトルネック箇所が存在するこの区間では、スムーズに流れている区間は消灯、渋滞の手前では注意喚起のため光を流さず点滅、渋滞の中では速度を一定に保たせるため低速、渋滞の終わり付近では速度回復を促すため高速で光を流す、といった運用がなされています。

Large 20200503 01
首都高の山手トンネルにも、いたるところに「エスコートライト」が設置されている(2018年3月、中島洋平撮影)。

 名古屋電機工業によるとこのほか、急カーブなど見通しの悪い区間や、霧などの視界不良下における事故防止のための視線誘導などを目的に設置するケースもあるとのこと。工事による車線規制区間の手前で車線移動を促すため、カラーコーンの先端部に取り付ける可搬式のシステムが使われることもあるそうです。また同社では、ソーラーパネルにより電源をまかなうタイプも用意しているといいます。

 ちなみに、近年開通した新名神の高槻JCT~神戸JCT間のように、「流れる光」の灯具を後付けするのではなく、トンネルの照明器具にその機能が備えられているところもあります。

【了】

【画像】「光のマジック、フル活用!」な東名阪道

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 「USB挿しっぱ」でクルマが“故障”する? 三菱公式の投稿にSNS騒然 「一体ナゼ?」「これマジで起きるよ」
  2. 都市に迫るロシア軍の「弾道ミサイル」が“空中で木っ端みじん”になる瞬間をウクライナ軍が公開 追尾から撃墜まで詳細に
  3. 海自潜水艦 アメリカ海軍の“歴戦の揚陸艦”を標的に魚雷発射! 実弾演習で巨大な水柱があがる瞬間を公開
  4. 海自艦がロシア海軍の「超静かな潜水艦」を確認!浮上航行する姿を捉えた画像を防衛省が公開
  5. バス運転士「辞めないで」 東京都が“給与の手当”を10年間補助! 独自の定着支援で「路線廃止」を防ぐ
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開