100%国産でない日本の鉄道車両 実は身近に外国製 採用の理由とは あの「歌う電車」も

あの通勤形電車も一部に外国製部品

 また、現在の主流である低床車両の技術の多くは外国が特許を持っており、それらを回避、あるいは使用料を支払ってまで製造しても、価格面で競争が難しいという点も挙げられます。そこで、外国の路面電車技術を日本の車両メーカーがローカライズする方法が編み出されたといえます。

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保線車両は外国製が多数使用される。マルチプルタイタンパーの多くは、プラッサー&トイラー社製(2009年4月、児山 計撮影)。

 このほか、厳密には車両ではなく作業機械ですが、保線車両も外国製の車両が多い分野です。線路の砂利を突き固めるマルチプルタイタンパーや、線路の砂利を整えるバラストレギュレータ―は、オーストリアのプラッサー&トイラー社製品が多く使われています。

 路面電車以外の外国製車両は、現代ではあまり見かけませんが、1990年代に製造された車両では、制御器やドアエンジン、座席などに外国製のものを採用した例があります。

 有名どころでいえば、「歌う電車」と呼ばれた京急電鉄の2100形と一部の1000形でしょう。これらに使われている制御器は、シーメンス社製の「SIBAS32」で、路面電車から高速鉄道まで世界各国で使われている汎用品です。大量生産による価格の安さがセールスポイントでした。

 ほかにも、JR東日本209系電車のドイツ・クノール社製コンプレッサー(ドア開閉などに使う空気の圧縮装置)や、フランス・フェベレー社製のドアエンジン、JR東日本253系電車に採用されたフランス・コンパン社製の普通車座席などが挙げられます。

【写真】米国製エンジンを搭載した私鉄の機関車

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コメント

3件のコメント

  1. 広告が画面の半分以上を占めて見辛い、ウザい。

  2. 広島電鉄の場合は、明治からドイツの車両を使っていた・広島市がドイツのハノーファーと姉妹都市であることが理解です。
    この記事は当てはまりません。

  3. JR東日本のE2系の初期車両も-VVVFインバーターはシーメンス製っていうのは載せないのかな?