都市と地方のワンマン運転 目指すところは違う? 長い列車に一人で乗務する意味と課題

将来のドライバレス運転を見据え設備も強化

 かたや「都市型」とは今回の京浜東北線を例に、「郊外型」のように設備不足を補っているというよりも、昨今の少子化による人材不足対策や省力化のための形態を指します。ATO(自動列車運転装置)の導入を前提とした将来のドライバレス運転までも視野に入れた、先進的なワンマン運転の形ともいえます。

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JR京浜東北線を走るE233系電車。同路線は将来的にワンマン運転化される予定(画像:写真AC)。

 現行では、東京メトロ丸ノ内線やつくばエクスプレスがATOを採用してワンマン運転を行っています。ほかにもATS(自動列車停止装置)を保安装置とするタイプのワンマン運転もあり、これは東武亀戸線や名鉄尾西線、京阪交野線などの都市近郊で見られます。一口にワンマン運転といってもその種類は多岐に分類されるのです。ちなみに、旅客を乗せない貨物列車もワンマン乗務が一般的です。

 今回話題になった京浜東北線は、ラッシュ時には満員になることもあります。ドア開閉時の確認も大変であるほか、大都市部の路線でそもそも1名しか乗務していないというところに不安を感じる人も多いのではないでしょうか。

【写真】車掌車を再利用した駅舎があった

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コメント

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1件のコメント

  1. 今のAIや車の自動運転の技術革新を見ていると、車なんかより電車の方が自動運転化し易いんじゃないの? カメラによる安全確認や非常ブレーキのスピードもそうだし、自動運転は居眠りやスマホ操作はしないからね。
    だけど、痴漢やトラブルの対応はまだAIじゃ出来ないから、どちらかというと車掌を無くすより運転士を無くす方が先決なんじゃないのと思ってしまう。