吉永陽一(写真作家)の記事一覧
Writer: 吉永陽一(写真作家)
1977年、東京都生まれ。大阪芸術大学写真学科卒業後、建築模型製作会社スタッフを経て空撮会社へ。フリーランスとして空撮のキャリアを積む。10数年前から長年の憧れであった鉄道空撮に取り組み、2011年の初個展「空鉄(そらてつ)」を皮切りに、個展や書籍などで数々の空撮鉄道写真を発表。「空鉄」で注目を集め、鉄道空撮はライフワークとしている。空撮はもとより旅や鉄道などの紀行取材も行い、陸空で活躍。日本写真家協会(JPS)正会員、日本鉄道写真作家協会(JRPS)会員。
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【空から撮った鉄道】解体中のレンガ造「御料車庫」最後の姿 線路のジャングル大井町周辺「特急はこう向きを変えたのか」
大井町駅に隣接するJR東日本 東京総合車両センターは、都心に一番近く、日本初の鉄道工場がルーツです。東海道本線、横須賀線、東急大井町線の線路が縦横にあり、敷地の一部は再開発の真っ最中です。
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【空から撮った鉄道】関東最東端の“食品製造業”銚子電鉄 短距離で変わる表情 懐かしの京王車にときめく
房総半島の東端、銚子市には総延長6.4kmの銚子電鉄があります。何度か廃止の危機を乗り越え、最近ではぬれ煎餅などの「粉モノ」販売が経営を助け、自主映画を制作するなど何かと話題の小私鉄です。犬吠埼の絶景と元・京王電鉄の電車を紹介します。
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【空から撮った鉄道】車庫と“爆心地”こんなに近かったのか 長崎の街を走る路面電車 出島の小ささにも驚く
長崎電気軌道は1914年に設立された路面電車の私鉄です。原爆によって壊滅的な被害を受けたものの終戦直後から復旧し、現在も長崎市民や観光客の足となっています。約1年前の2022年9月24日、長崎電気軌道を空撮しました。
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【空から撮った鉄道】開業直前のライトレールを上から見ると? 初の宇都宮、JR側と東武側で異なる街並み
鉄道を本格的に空撮し始めてから約15年。全国規模で撮っていますが、まだまだ訪れたことのない地域は多いです。北関東はなかなか縁がなく、このたび初めて宇都宮市内を空撮しました。開業直前の宇都宮ライトレールの姿もあります。
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世界で2台のみ タイに残る旧軍「一〇〇式鉄道牽引車」は、魔改造で凄まじい出で立ちに
旧日本陸軍には鉄道に特化した部隊「鉄道連隊」が存在しました。装備は装甲車から貨車まで幾多ありましたが、そのひとつに現代の軌陸車を連想させる一〇〇式鉄道牽引車も含まれていました。それは今でも、日本とタイで保存されています。
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【空から撮った鉄道】渋谷駅と御茶ノ水駅 谷間のターミナル駅は再開発で「さらに谷深く」なった
空から撮った鉄道では、渋谷駅の再開発状況をお伝えしてきました。新たに御茶ノ水駅も加えて、2023年5月に空撮した2つの谷間のターミナル駅の再開発光景を紹介します。
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【空から撮った鉄道】軍港の町「佐世保」で“屋根の上の列車”を狙う 海自艦と米軍艦の雄姿も
かつて日本海軍の鎮守府があった佐世保港には、海上自衛隊と在日米軍基地があり、目と鼻の先に佐世保駅があります。長崎空撮の後に、佐世保の町や松浦鉄道の一部を空撮しましたが、鉄道も艦船も収めたいと欲張ると構図に悩みました。
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【空から撮った鉄道】有明海に映える黄色い気動車の島原鉄道 火山活動の痕跡に車両基地がある
以前、西九州新幹線開業の空撮を紹介しましたが、実はその前に寄り道し、わずかな時間ですが諫早~島原港間の島原鉄道を空撮しました。撮影日は2022年9月23日。新幹線に間に合うよう綿密なプランを立てましたが、思わぬハプニングがありました。
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片扉の狭幅車体にゴツいブレーキ… 京王井の頭線3000系“追憶の初期型”はいま、北陸で最後のとき
北陸鉄道8000系第1編成が、京王井の頭線時代の塗装で運行されています。特徴は昭和時代の通勤電車で見られた片扉。この車両が北鉄へ渡る前の最後の冬、井の頭線利用者だった筆者は通学前に、フィルムカメラ片手に追いかけました。
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【空から撮った鉄道】新大阪を目指した阪急の痕跡 大阪球場跡のいま 木がぶち抜く高架駅 気になる鉄道スポットを紹介
大阪は2012年から断続的に空撮してきました。今まで撮影してきた中で、実際に飛行してみて「こんな見方があるのか」「面白い場所だ」と感じた鉄道スポットを紹介します。