「E電」って何? 消えては生まれる鉄道の愛称 アーバンパークライン 東京さくらトラム

かつて東京近郊のJR路線を愛称として「E電」と呼んだ時代がありました。しかしこの呼称は浸透せず、いつの間にか使われなくなり……。作ったけども浸透しなかった愛称、鉄道関連で似たような例はほかにもあります。

結局、愛称までボツになった「東京環状線」

 これらは現在の都営大江戸線に付けられる予定だった名称と愛称です。1999(平成11)年に路線名が公募され、得票数の多かった路線名「東京環状線」と、その愛称として「ゆめもぐら」がいったんは決まりました。

 しかし大江戸線は完全な環状線ではないとして当時の石原慎太郎都知事が難色を示し、結果としてほかに得票数の多かった「大江戸線」に決定。愛称は設けられませんでした。

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東武野田線のホーム案内板には「東武アーバンパークライン」の愛称が入っている(2014年10月、恵 知仁撮影)。

 埼玉県の大宮駅と千葉県の船橋駅を結ぶ東武野田線には、2014(平成26)年4月から「アーバンパークライン」の愛称が導入されています。東武鉄道は路線図や不動産広告などでこの愛称を積極的に活用していますが、東武アーバンパークラインPR事務局が2020年に実施したインターネット調査によると、「アーバンパークライン」と呼んでいるのは利用者の25%にとどまったそうです。特に40~50代は8割以上が「野田線」と呼び続けるという結果でした。

 ほかにも東京23区内の北部を走る都電荒川線には、「東京さくらトラム」の愛称があります。沿線に桜の名所が多いことなどから、国内外の観光客にも親しみを持ってもらいたいとして2017年4月、公募の末に名付けられました。

 東京都は駅の看板やパンフレットなどで「東京さくらトラム」を前面に押し出していますが、「都電」や「荒川線」と呼ぶ地元の人なども、この名を口にするようになるのでしょうか。

【了】

【写真】長野新幹線ではダメだった? 「長野『行』新幹線」

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コメント

3件のコメント

  1. 民間なのでJR「社員」ですよ。「職員」では公務員になってしまいます。

    あと、E電は案内では使われなくなりましたが、部内的には残っており、

    列車ダイヤを定める際に、普通の列車や特急などに使われる15秒単位のM電と

    山手線等の大都市通勤電車に使われる10秒単位のE電に分かれています。

    両者では列車時刻のルールや表記などが異なります。

    E電列車は、いわゆる「標準時刻」ダイヤで無採時駅では若干の許容範囲があります。

    採時駅やM電列車の場合、いわゆる早発は運転事故扱いです。

  2. 大辞林によれば職員とは「学校・官庁・会社などで職務を担当する人」なので誤りではないと思います。

  3. JR西日本の学研都市線(木津~京橋)はJR東海の人じゃない限り、正式名称の「片町線」よりも定着しましたよね。まぁ正式名称の片町駅が消滅してる時点でそりゃ、まぁ……ですが。嵯峨野線(京都~園部)もある意味定着しつつあるのかな。

    なおJR京都線(京都~大阪)、神戸線(大阪からえーと神戸?姫路?)、琵琶湖線(京都~米原……って長浜まだだったの?)、宝塚線(大阪~宝塚……こっちも篠山口までだったの?)はうーん……。

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