隣の中学と相乗りだった? 修学旅行列車のウラ事情 行先もダイヤもルールあり

2020年は新型コロナの影響で中止が相次いでいる修学旅行。本来は学校の先生だけでなく、鉄道会社側も様々な工夫を凝らして専用列車を運行しています。時々見かける「修学旅行列車」に関するお話です。

複数の学校が「集約臨」に「相乗り」

 2020年は新型コロナの影響で修学旅行の中止も相次ぎ、行先表示に「修学旅行」と掲げた団体専用列車を見る機会も少なくなっています。こうした修学旅行、実は行先などにもルールがあり、鉄道会社はその輸送に応えるノウハウを蓄積してきました。

 具体的な目的地は学校ごとに決定しますが、教育委員会訓令によると、小学校は「全行程500km程度で夜行移動を伴わない1泊2日」、中学校は「全行程1200km程度かつ車中泊は1泊までの3泊4日」と、移動距離および日程が決められています。

 この範囲内で「教育的な目的地」となると、首都圏発であれば日光や京都など、ある程度場所が絞られていきます。

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神奈川県の児童や生徒を乗せて日光に向かう集約臨。現在は185系やE257系500番台などで運行される(2006年7月、児山 計撮影)。

 複数の学校で目的地がある程度重複するのであれば、移動の際に修学旅行専用の列車を仕立て、一度に児童や生徒を輸送すると効率がよくなります。そこで学校側は、修学旅行の日程を近隣の学校どうしで調整し、鉄道会社は「集約臨」と呼ばれる臨時列車を設定、複数の学校の児童生徒を「相乗り」させて修学旅行の輸送にあたります。

 修学旅行は年中行事なので、毎年だいたい同じ時期、同じ区間に需要が生まれます。そのため、著名な観光地であれば集約臨のダイヤはあらかじめ設定されているか、繁忙期に運転される臨時列車のダイヤを集約臨に流用するといったことが行われます。

 新幹線の場合も基本的には同じです。たとえば関東エリアの中学校であれば、「関東地区公立中学校修学旅行委員会」が複数の学校と日程を調整し、1列車あたり1000名以上になるようします。

【写真】珍しい関東私鉄の修学旅行用列車

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コメント

4件のコメント

  1. 東海地区からの東京行き専用臨は特急料金も半額になります。確認してみて下さい。旅行会社の中には特急料金をそのまま請求しているところもあり周知してもらいたいです。

  2. 東京都世田谷区の小学校が日光に行ったとき(約30年前)は、
    日比谷線で北千住に向かい、
    北千住からは通勤車両(多分いくつかの学校で合同に乗った臨時列車)で行った覚えがある。
    (体格の小さい小学生だから)7人掛けの座席を9人で座ったような。

    300系で行った学校もあるのかうらやましい。

  3. うちの私立学校は1両の新幹線の臨時便で中学生が広島、高校生が福岡まで行ったな。
    全部合わせれば生徒は1000人ぐらいになるし、それを引率する先生の数も多いから、修学旅行ウィークで他の学年も社会見学や半ドン授業、先生の交代や自習としていたな。
    だけどの停車時間の制約があるから、駅のホームでの移動から乗り方とか注意点の説明とあったな。

  4. 幼稚園児は300系使えてたかもしれないけど「たびじ」とかは普通8000とか一般車だったのでは……? あと5700。