交通量は超ド級「京葉道路」全通40年 日本初の自動車専用道から激変した千葉の大動脈
絶え間なき改良工事の数々 外環道の接続でさらに変化
40年前の全線開通以降は、沿道の生活環境のための改良も行われています。もともと終点として開通したため、下り線は出口しかなかった船橋ICや花輪ICに新たに入口を設置して利便性を向上させたほか、周辺の宅地化などに受け、遮音壁を8mにまでかさ上げするといった騒音対策を進めてきたそうです。
そして2018年は、京葉道路にとって大きな変化の年になりました。外環道の千葉区間(三郷南IC~高谷JCT)が開通し、京葉道路とは京葉JCTを介して接続しました。これにより同JCT付近は、ランプの接続の配置なども含めて、開通当初からは様変わりしています。さらに2019年には、首都高7号線と同C2中央環状線の一部をつなぐ小松川JCTの開通もあり、京葉道路を介したルート選択の幅が広がっています。
牛田さんは、京葉道路ならではの維持管理の難しさとして、渋滞発生を避けるために多くの工事を夜間帯に実施している一方で、舗装など騒音を伴う工事は、「近隣の住民の皆様の生活に配慮して、原則23時までに終了するようにしています」、といったことを挙げました。
関係各所と協議しつつ維持管理を進めていくことは、「いわば針の穴に糸を通すように、緻密で繊細な作業計画を立て、着実に実行していくことが求められます」とのこと。蓄積したノウハウを有効に活用しながら、京葉道路を日々適切に維持管理したいと牛田さんは話します。
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