2021年春の道路開通ラッシュ 新東名 名二環 地方も続々 延びるネットワーク

2021年春も、全国で多くの道路が開通します。名古屋では、周辺の道路事情を大きく変えるような路線が開通するほか、地方の路線ネットワークも充実します。ただ、通常は年度末に集中するところ、今回は「年度明け」も多いです。

地震で落ちた橋、5年で「新生」

 3月は道路開通ラッシュが続きます。

国道325号「阿蘇大橋ルート」(熊本県南阿蘇村)

・開通日:2021年3月7日(日)

・延長:1km

 2016年の熊本地震で落ちてしまった阿蘇大橋が、5年の歳月を経て復活します。24時間施工や、足場と型枠を一体化したクライミング工法といった技術で工期短縮を図り、落橋した橋の近くで、新しい阿蘇大橋が開通することとなりました。

 これにより、国道325号における熊本市内方面と南阿蘇方面のアクセスルートが回復し、熊本IC~南阿蘇村役場間の所要時間が約60分(震災直後)から約33分に短縮。南阿蘇地域の観光活性化が期待されています。

有明海沿岸道路 大川東IC~大野島IC(福岡県大川市)

・開通日:2021年3月14日(日)

・延長:3.7km

 有明海沿いに福岡県大牟田市から佐賀県鹿島市に至る計画の有明海沿岸道路が延伸。今回の開通区間では、幅の広い筑後川を有明筑後川大橋で跨ぎ、筑後川と早津江川の中州にあたる大野島に新たなICが誕生します。

 なお、大野島ICから佐賀県に入った諸富ICまでの区間は、2022年度の開通を予定しているほか、それ以外の佐賀県内の区間も建設が進んでいます。

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有明海沿岸道路に開通する有明筑後川大橋(画像:九州地方整備局)。

国道408号「真岡南バイパス」(栃木県真岡市)

・開通日:2021年3月20日(土)

・延長:3.1km

 真岡南バイパスは、北関東道の真岡IC付近と宇都宮市を南北に結ぶ「鬼怒テクノ通り」の南側延伸部にあたり、今回の開通により国道294号と接続します。常磐道の谷和原IC(茨城県つくばみらい市)から東北道の矢板IC(栃木県矢板市)に至る計画の地域高規格道路「常総・宇都宮東部連絡道路」の一部です。

 既存の鬼怒テクノ通りは、自動車専用道ではない「一般道」ですが、自動車専用道に近い交通規制を採用しており、片側2車線となる一部区間で最高速度が80km/hとなっています。ただし、今回開通する真岡南バイパスは暫定2車線(片側1車線)での開通です。

【地図】2021年春に開通する各道路の概要

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