2021年春の道路開通ラッシュ 新東名 名二環 地方も続々 延びるネットワーク

3月下旬に高速道路が続々と

 3月下旬には開通が集中します。

徳島南部自動車道 徳島沖洲IC~徳島津田IC(徳島市)

・開通日:2021年3月21日(日)
・延長:2.4km

 徳島道の徳島JCTから県南部へ延びる計画の徳島南部道、その最初の開通区間になります。徳島県庁の東、新町川の最下流部に新設された橋の区間2.4kmで、南海フェリーやオーシャン東九フェリーの乗り場が近くにあります。

 この開通により、徳島市街の国道11号や国道55号など発生する渋滞の緩和や、臨海部における企業誘致への貢献が期待されています。なお、徳島道と今回の開通区間をつなぐ徳島JCT~徳島沖洲IC間は、NEXCO西日本の施工により2021年度の開通予定。徳島津田ICから南、阿南ICまでのあいだも国の施工により事業が進んでいます。

福岡都市高速6号「アイランドシティ線」 香椎浜JCT~アイランドシティ(福岡市東区)

・開通日:2021年3月27日(土)
・延長:2.5km

 福岡北九州高速道路公社が運営する都市高速の新路線。1号香椎線の香椎浜JCTから分岐し、博多湾の人工島である福岡アイランドシティに至ります。アイランドシティはさらに、「海の中道大橋」で海の中道へ通じており、博多湾を横断するルートが完成します。

 この開通により、福岡市役所からアイランドシティまでの所要時間は、24分から17分に短縮。整備効果として福岡市東部地域の交通混雑緩和や、アイランドシティ地区国際海上コンテナターミナル、青果市場などの交通需要に対応するとされています。

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アイランドシティ線のイメージ(画像:福岡北九州高速道路公社)。

函館新外環状道路 赤川IC~函館空港IC(北海道函館市)

・開通日:2021年3月28日(日)
・延長:7.6km

 函館新外環状道路は、函館新道および函館江差道が接続する函館JCT/ICから東へ延びる国道278号のバイパスです。今回の延伸により、函館市街地を山側に迂回する形で函館空港ICまで到達する10kmの自動車道がつながります。

 函館ICから空港までの所要時間は、函館新外環状道路の開通以前に夏季で30分かかっていたところ、今回、空港ICまで開通することで11分に短縮されるそう。なお、既存の函館IC~赤川ICも、今回の延伸にあわせて暫定2車線(片側1車線)から4車線に増えますが、新規開通する赤川IC~函館空港IC間は2車線です。

【地図】2021年春に開通する各道路の概要

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