これぞ「アトラクション廃線」 スーパーカートで高さ105mの空中散歩 高千穂あまてらす鉄道
カートを増備するほどに増加した利用者
また、鉄橋へ向かう途中にあるふたつのトンネル内は、天井にイルミネーションが施されているといった演出もあります。ほかにも、高千穂鉄道時代に使用されていたディーゼルカーTR-200形を、元・高千穂鉄道運転士の指導のもと運転できる体験も実施されています。
高千穂あまてらす鉄道の利用者は、2019年度に過去最多の6万人弱を記録しました。昨今は新型コロナウイルス感染拡大の影響で利用者は激減したものの、団体客にも対応できるようグランドスーパーカートの増備が計画され、2020年6月に運行開始しています。
このように、廃線を活用し観光の起爆剤とする例は、旧小坂鉄道のレールバイク(秋田県)やJR吾妻線旧線の自転車型トロッコ(群馬県)など日本各地で見られます。廃線になれば二度と立ち入れない……どころか、むしろ現役の頃には味わえなかった貴重な体験ができる場所もあるので、思い出を作りに行ってみるのもいいかもしれません。
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