日本最古の飛行場「岐阜基地」管制塔に潜入 大パノラマ広がる高い塔でのお仕事とは?
全国にある自衛隊の航空基地において、飛行場管制業務が行われる管制塔は、航空祭などでも基本的には一般公開されません。内部はどうなっているのか、どんなことを行っているのか取材してきました。
管制塔では車両や人員の動きも監視
全国に航空自衛隊基地は70か所以上あります。そのなかで飛行場として管制業務を実施しているのは15か所ほど。それら飛行場として用いられている基地には管制塔が設けられています。
管制塔は飛行場全体を見渡せるよう、かなり高く作られているため、遠目からでも目立つ存在ですが、航空祭などでも基本的には一般公開されません。そこではどんな隊員がどういったことを行っているのか、その業務の一端を航空自衛隊岐阜基地で見せてもらいました。
岐阜基地は岐阜市のお隣、各務原(かかみがはら)市にあり、長さ約2700mの滑走路が東西に走っています。ここは日本最古の飛行場で、1917(大正6)年に旧日本陸軍の各務原飛行場として開設されたのち、アメリカ軍の占領を経て1958(昭和33)年より航空自衛隊の基地として使用されています。
そんな特徴を持つ岐阜基地の管制塔は滑走路の北側にあります。ここで航空管制を担う部隊「岐阜管制隊」のおもな仕事は、岐阜飛行場を発着する航空機、飛行場周辺を飛行する航空機及び飛行場内を地上走行する航空機、車両、人員に対して、無線により指示を発出して安全を確保する業務です。加えて管制業務に用いる各種器材の保守整備も任務の一つだといいます。
岐阜基地の管制塔の高さは約30mだそうで、内部に入って業務の一端も見せてもらいました。
日本で最古の飛行場って「所沢飛行場」じゃないですか?
「現存する」って但し書き付ければまあ、正しいかもしれませんが。