路線バス乗り継ぎ「大阪~下関」全記録 乗り換え50回超の山陽路 実は「乗り得バス」多し

大阪駅から山口県下関市まで、路線バスで乗り継ぐと、どのようなルートが考えられるでしょうか。総計で1週間がかりの旅になりますが、瀬戸内海の絶景や人々の生活を噛みしめるように味わうことができます。

大阪から下関市・彦島まで路線バスで!

 大阪市から本州の西端、山口県下関市までは距離にして500kmほど、JR山陽本線など普通列車だけを乗り継いでも、ほぼ1日で到着します。では、路線バスだけで移動すると、どのようなルートが考えられるでしょうか。バスの車窓は、鉄道のそれとはまったく異なる眺め方・楽しみ方ができます。

 今回は、筆者(宮武和多哉:旅行・乗り物ライター)が2008(平成20)年ごろから9年近くをかけ路線バスで日本列島を縦断した際の乗車区間をもとに、その後に廃止された区間は別ルートを提示するなどのアレンジを加え、2021年8月現在の乗り継ぎルート例を紹介します。なお、有料道路を走らない路線に限定し、それぞれのバス路線は「バス事業者名またはバス愛称名」「系統名または路線愛称(存在しない場合もあり)」「乗車区間」の順に記載しています。

【大阪~姫路 】乗り継ぎ順調? ルートを選べば1日で

・阪急バス「11」:梅田~阪急園田(北口)
・阪神バス「22」:阪急園田(南口)~阪神尼崎(北口)
・阪神バス「尼崎芦屋線」:阪神尼崎(南口)~阪神西宮
・阪神バス「西宮神戸線」:阪神西宮~三宮駅前
・神戸市営バス「7」:三宮駅前~神戸駅前
・神戸市営バス「95」:神戸駅前~新長田駅前
・神戸市営バス「81」:新長田駅~須磨一の谷
・神戸市営バス「75」:須磨一の谷~妙法寺駅前
・神戸市営バス「73」」妙法寺駅前~名谷駅
・神姫バス「14」:名谷駅~明石駅
・神姫バス「1」:明石駅~土山駅
・神姫バス「2」:土山駅~上新田北口
・神姫バス「15」:上新田北口~加古川駅
・神姫バス「54」:加古川駅~鹿島神社
・神姫バス「21」:鹿島神社~姫路駅(北口)

※明石駅~姫路駅は以下の乗り継ぎでも可能。
・神姫バス「36」明石駅~社営業所
・神姫バス「71」社営業所~姫路駅(北口)

 旅の出発点は、JR大阪駅「御堂筋口」から道路を渡った百貨店前の阪急バス乗り場。北東側に大回りする「22系統」に乗車します。神崎川を越えて尼崎市内に入り、阪急神戸線の園田駅から阪神尼崎駅へ向かい、そこから神戸市内に乗り継ぎます。

 かつては大阪から尼崎市に向かうルートは数多く存在しましたが、2019年には100年近く運行を続けた阪急バス「加島線」の廃止で加島橋経由のルートが途切れており、以前は頻繁に運行されていた阪神電鉄の路面電車の代替バス「野田杭瀬甲子園線」も、今や1日1往復のみ。この園田駅行きも近年では本数減少や大阪市内の区間短縮が目立ちます。とはいえ、阪神尼崎駅まで出れば、あとは国道2号線沿いのバスで順調に神戸の三宮に到達することができます。

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旅の始まりはまず阪急の園田駅へ。梅田を出る阪急バス(宮武和多哉撮影)。

 神戸駅からは妙法寺・名谷の山岳部経由で明石市に抜けますが、ここで北側に遠回りして神姫バスの社(やしろ)営業所(加東市)経由で姫路に向かうか、西側に土山駅、加古川駅、鹿島神社、姫路駅と乗り継ぐかの選択を迫られます。加古川経由の後者のほうが距離は圧倒的に近く、「アマビエ御朱印」で知られる鹿嶋神社の銀色の鳥居を眺め、名物のかしわ餅を頬張りながらバスを待つことができますが、4回の乗り換えと運転本数の少なさもあって時間がかかるため、前者を選択しないと初日中に姫路市内にたどり着けません。

【写真で見る】大阪~下関 長い長い路線バスの旅

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4件のコメント

  1. 結局、いくらかかったのが不明でモヤモヤする記事。

  2. 路線バス乗り継ぎ…は1980年代にカー雑誌の企画で行われたのが最初と言われています。東京駅?からなるべく東海道に沿って当日中には静岡県に入れた、というような話だったと記憶します。

  3. >いくらかかったの?

    誤差はあるかもしれませんが、調べた限りでは23840円になる模様(運賃のみ)
    兵庫7420円・岡山4250円・広島7200円・山口4970円
    (県境またぐ場合は乗車を基準として計算)

    あと、井笠バスカンパニー「今井循環線」:和田入口~笠岡駅前の「和田入口」って「今井入口」なのでは

    最近名前変わったのであれば問題ないのですが・・・

    • ご指摘ありがとうございます。
      「今井入口」に修正いたしました。