EVはヤバイ? 大雪立ち往生 NEXCOがEV対策強化のワケ

2020年度の冬に高速道路で相次いだ大雪による立ち往生。2021年度は本格的な冬が到来する前から、NEXCOなど道路管理者は対策を強化しています。そのうちの重点事項のひとつが、EVへの対策です。

EV充電体制を整備 その本当の狙い

 NEXCO中日本はEVの充電対策の強化について、「確かに電気がなくなれば暖も取れなくなりますが、電池が切れたクルマを応急的に動かす目的もあります」と話します。

 除雪を行い車両が通行可能になった際に、燃料や電池が切れて動けない車両があれば、それをレッカー移動させる必要があり、余計に手間がかかります。ガソリン車も燃料がなくなれば動かなくなり、暖も取れなくなることはEVと一緒です。そうならないよう、NEXCO各社は滞留車に燃料を届ける体制を整えていますが、EVに対しても、同様の体制に近づける狙いがあるわけです。

 背景には、2021年3月に国土交通省が改定版を取りまとめた「大雪時の道路交通確保対策」の指針があり、そこでは次のように書かれています。

Large 20211215 01
雪原を走るリーフ(日産の動画より)。

「政府は、2030年までに乗用車の新車販売に占めるHV(ハイブリッド車)やEVなど『次世代自動車』の割合を5~7割にする目標を掲げており、滞留が発生した際のガソリン車への燃料供給実績に関するデータを収集すること等により、EVが滞留した場合の対応について、速やかに検討を行うべきである」

 この指針を踏まえた対応だとNEXCO中日本は話します。

 ちなみに、日本の代表的なEVである日産「リーフ」の取扱説明書を見ると、「航続距離を延ばすためのポイント」として、「寒いときは、エアコンの代わりにヒーターシートやステアリングヒーターを使用する」とあります。これらは、エアコンに比べて消費電力が少ないとのこと。大雪で長時間の立ち往生を余儀なくされた際、少しでもバッテリーを温存し生き延びる手段のひとつになるかもしれません。

【了】

【これで2日か…】関越道の大雪立ち往生を写真で見る

最新記事

コメント

1件のコメント

  1. そんなことよりもPA,SAに充電器を必ず設置。

    台数をもっと増やす。※普通充電は、駐車場全てくらい。

    で、大雪の際に閉鎖ではなく対策をして通れるようにすることが大切。

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス