「Jaguar」はジャガー、ジャグア、ジャギュア、ヤグアル…? 兵器愛称バラバラすぎ問題

兵器の世界でよく使われる愛称の「Jaguar」。しかし読み方は英語、フランス語、ドイツ語でバラバラ。しかもアメリカ英語とイギリス英語でも違います。それらを一挙ご紹介。

アルファベット表記は同じなのに…

 先ごろフランス陸軍が採用した最新の装甲偵察戦闘車(Engin Blinde de Reconnaissance et de Combat:EBRC)には、「Jaguar」という愛称が付けられています。これを日本語で表すと「ジャグア」。ただ、このカタカナ表記はフランス語の発音に限りなく近づけた音で、「Jaguar」の英語読みを日本式にカタカナ表記した場合は「ジャガー」になります。

 つまり「ジャグア」と「ジャガー」は同じ愛称というわけですが、ミリタリーの世界では、たくさんの「Jaguar」が陸だけでなく海や空にも“生息”しています。それらのうち代表的なものをいくつかピックアップしてみました。

Large 20220313 01
各国の「Jaguar」の愛称を持つ兵器たち(フランス陸軍、アメリカ空軍、サンディエゴ航空宇宙博物館)。

 さまざまな動植物には、標準和名と呼ばれる日本語の正式な名称が付けられており、それはネコ科の有名な猛獣も同じです。たとえばトラ(英名:Tiger)やヒョウ(英名:Leopard)がその代表格です。一方で、ライオン(Lion)やチーター(Cheetah)のように、英名などの外国名がそのまま標準和名となっているケースもあり、ジャガーはこちらに含まれます。つまり日本では、ジャガーが標準和名ということです。

 これらネコ科の猛獣は、「百獣の王」とも呼ばれるライオンを筆頭に獰猛な種が多いため、そのイメージから、さまざまな兵器の愛称に用いられていますが、ジャガーはなかなか人気がある様子。

 冒頭にあげた最新の装甲偵察戦闘車「ジャグア」を筆頭に、イギリスとフランスが共同開発した軽攻撃機SEPECAT「ジャギュア」、ドイツの対戦車ミサイル搭載車両「ヤグアル」、同じくドイツが開発した魚雷艇「ヤグアル級」など、ざっと頭に浮かんだだけでもこれだけ出てきます。さらに民間には、イギリスの名車として知られるスポーツカーブランド「ジャガー」もあります。

【全部Jaguar!】同じ愛称ながらカタカナ表記が違う兵器たち

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス