青春18きっぷ大阪~東京「最速旅」を実践 カギは夜の静岡地区「ホームライナー」

遅めの夕食は特急形373系(種別は快速)で

 373系の回転式リクライニングシートにはフットレストまで装備されていました。そろそろ疲れが出てくる時間でもあり、ひじ掛けに内蔵されたテーブルを引き出し、大阪駅で購入した駅弁を食べます。なお、特急形なのでデッキにくず入れもあり、ゴミを持ち帰る手間もありません。

 また現在はコロナ禍なので全車自由席となっており、好きな座席に座れます。筆者は静岡駅側3号車の通路側15番C席に座りました。373系はデッキが簡易構造なので、座ったままで前面展望が楽しめます。「ホームライナー静岡6号」は停車駅も絞られており、特急並みの速度で走るため、夜間ながらスピード感のある風景です。静岡着は20時34分でした。

 静岡駅では、20時36分発の熱海行き普通列車「464M」に乗り継ぎます。2分しかありませんが、同一ホームなので乗り継ぎは楽です。こちらも豊橋駅からと同じく211系+313系ですが、211系の先頭車両の運転席側ロングシートが空いたのでここに座ります。ロングシートでも前面展望が楽しめる席は退屈しにくいもの。とはいえ熱海着は21時50分。さすがに疲れが出てきます。

 最終ランナーは熱海22時9分発の普通列車「728M」。東京駅に直行する最終電車です。ここでは乗り継ぎ時間が19分もありますが、売店は営業を終了しており、ホームの自動販売機以外での買い物はできません。

 疲労も溜まっているので、事前にグリーン券を購入しておき、快適なグリーン車に乗ります。旅行により土産物が増えているので、平屋席を選びました。座席上に荷物棚がありますし、8名分の座席しかない区画は「個室」のようで落ち着きます。深夜ですがアテンダントも乗務しており、車内販売が行われていました。

 東京着は23時46分。冒頭で触れた「終電」、つまり大阪駅を30分後に発車する新快速に乗った場合の所要時間は8時間56分ですが、今回の旅程ならば10分短縮の8時間46分で、日をまたがずに移動できます。

 ただ正直、9時間近い列車旅は大変でした。ちなみに筆者が到着した1分前に、東海道新幹線「のぞみ64号」も東京駅に到着しています。これは新大阪駅を21時24分に発車した、最終の東京行きです。

【写真でつづる】大阪→東京「最速旅」

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コメント

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1件のコメント

  1. 青春18切符で、遠方へ出掛ける方々は結構詳しい方なので、自己旅の記事でしかないので、需要性はなさそうでした。