【空から撮った鉄道】中央線東京~高尾間の点描 10数年の空撮から

中央本線、中央線。呼び方はそれぞれありますが、今回紹介する東京~高尾間は中央線としましょう。東京~塩尻~名古屋間の「中央本線」のうち、東京~高尾間は近郊形の211系電車ではなく、通勤形E233系電車が主流です。通勤区間ともいえるこの区間を空撮点描しました。

この記事の目次

・空撮比率は中央線の東側が多い
・東中野駅からは西へ一直線
・立川を過ぎて八王子駅、そして高尾駅へ

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空撮比率は中央線の東側が多い

 中央線は東京駅が起点です。国土交通省監修の鉄道要覧では、東京~神田間が東北本線重複区間、代々木~新宿間が山手線重複区間としており、書類上では中央線は東京~名古屋間の通しではありません。が、電車は鉄道要覧を忠実に走るわけでもなく、むしろ塩尻駅を境にして、国鉄時代から東京側は中央東線、名古屋側は中央西線と称し、東線はJR東日本、西線はJR東海の管轄となっています。

 10数年空撮してきた中で、中央線の比率は東線側に分配が上がります。やはり東京の方がチャンスも多くバリエーションありますね。この10年に関しても、中央本線の沿線風景は激変しています。HDDをサルベージしていたら“今となっては懐かしい”空撮が見つかってたので、それも織り交ぜて紹介しましょう。

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中央線の快速電車はE233系が主力だが、各駅停車はE231系。写真は0番台で6ドア車のサハE230形を連結していた頃の姿。現在では山手線から転属した500番台が大半を占める(2010年10月22日、吉永陽一撮影)。

 1995年の東京駅。北陸新幹線(当時は長野新幹線)開業に伴う東北・上越新幹線ホーム増設工事によって、在来線ホームは全体的に丸の内駅舎側へ移転しました。駅舎真後ろにある中央線1・2番ホームは重層化されたのです。一際高くなったホームから発車する電車は、201系電車が宙に浮くような不思議な光景でしたが、もうすっかり見慣れて当たり前の光景です。

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重層化されたホームの上層部から中央線の快速電車が発着する東京駅。この日は信任状捧呈式が行われるため新任の外国の特命全権大使一行を送迎する馬車列が運行されていた(2017年12月11日、吉永陽一撮影)。
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南側から撮影した東京駅。この日も信任状捧呈式が行われたため東京駅丸の内駅前広場には馬車列が待機している(2018年9月19日、吉永陽一撮影)。

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Writer: 吉永陽一(写真作家)

1977年、東京都生まれ。大阪芸術大学写真学科卒業後、建築模型製作会社スタッフを経て空撮会社へ。フリーランスとして空撮のキャリアを積む。10数年前から長年の憧れであった鉄道空撮に取り組み、2011年の初個展「空鉄(そらてつ)」を皮切りに、個展や書籍などで数々の空撮鉄道写真を発表。「空鉄」で注目を集め、鉄道空撮はライフワークとしている。空撮はもとより旅や鉄道などの紀行取材も行い、陸空で活躍。

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